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杉山愛 オリジナルコラム 愛’s EYE

第320回 ジャパンウイメンズオープンテニス

  • 2017/09/08

奈良選手など日本選手にチャンス。伊達選手の最後の勇姿も見逃せません

 秋はジャパン・テニス・ウイークスの季節。東京・有明を舞台に3つの大会が開催されます。幕開けはジャパンウイメンズオープンテニス(JWO)。日本のテニスファンにとって、生で見られる数少ないWTA大会の一つです。テレビで見るのもいいし、思い立ったら会場に足を運ぶこともできるというのがいいですね。

 本戦出場予定の選手でもっともランキングが高いのは、ワイルドカード(主催者推薦)のマディソン・キーズ(アメリカ)。ジャン・シューアイ(中国)、マグダレナ・リバリコバ(スロバキア)が続きます。  リバリコバは今年、日本のITF大会で2週連続優勝。ここできっかけをつかんでウィンブルドンのベスト4まで駆け上がりました。選手には相性のいい大会、好きな国というのがあり、そこでプレーしたい、戻りたいという気持ちが働きます。リバリコバには日本がそういう国になったのだと思います。そんな選手を応援するのも楽しいでしょう。

 日本選手に活躍してもらいたい気持ちが強いのはもちろんです。有明はハードコートの中でも速めのサーフェスで、多くの日本選手が好きなペースのコートです。何度もプレーして慣れているのも大きいと思います。選手たちにはチャンスです。地の利を生かして活躍してほしいですね。

 奈良くるみ選手は全米で3回戦進出、トップ10の選手にも初めて勝ちました。それまで公式戦6連敗と結果は出ていなかったのですが、マジメに、自分のやるべきことに徹して準備し、結果に結びつけました。彼女のよさは、こうして、やらなくてはいけないことをやりきれるところです。常にやらなくてはいけないことに徹し、必ず自分の力を出せる選手です。スコアがどうでもその状況を打破する、負けていても、やらなくてはいけないことをやって、挽回して勝つ力がある、そこが長期間この地位にいられる要因です。全米は一つステップアップできた大会でした。充実した状態でJWOを迎えることでしょう。

 日本選手のランキング筆頭は、全米でも3回戦進出と活躍した大坂なおみ選手です。今シーズンの前半戦は周囲に研究されたこともあって少し苦戦しましたが、USオープンシリーズで、後半戦の好スタートを切りました。全米の3回戦敗退は悔しかったと思いますが、日本の大会で雪辱してほしいですね。彼女は昨年の東レ パンパシフィック・オープンで準優勝しています。そこで得たポイントをディフェンドしたいので、ひとつ前のJWOでしっかりポイントを稼いでおきたい気持ちもあるでしょう。

 全米オープンで四大大会初勝利を上げたのが、日比野菜緒選手です。今年はWTAツアーでなかなか勝てませんでしたが、USオープンシリーズの前に中国・南昌のWTA(インターナショナル)に出場し、準優勝しました。勝ち星がないと自信を失うことになるので、ここで中国の大会を入れたのはいい判断だったと思います。
 彼女は、勝てないときも悲壮感が漂っていないのがいいところです。もちろん落ち込むときもあるとは思いますが、根っからのポジティブ思考なのでしょう。その明るさも彼女の選手としての魅力です。そこは選手には重要なところで、シーズンが長いので、一度気持ちが落ちたら持ち上げるのは大変です。気持ちで引っ張っていく、自分を鼓舞していくことが大切です。その意味で彼女はツアーに向いている選手です。

 尾崎里紗選手も全米でグランドスラム初勝利をつかみました。彼女は今シーズン、下部のITFサーキットではなくWTAツアーでずっと戦っています。WTAで獲得した50ポイント、100ポイントは、より次につながるポイントです。今のところ、たくさんは勝ち星を積み重ねられていませんが、この環境に身を置き、それに慣れ、また上のテニスを目指すことが重要です。そうすることで、そこにいるのが当たり前になり、自分の課題もさらに明確になってきます。尾崎選手にとって今はそうしていくべき時期だと思います。

 奈良、日比野、土居、尾崎の4選手のランキングはいずれも100位近辺ですが、ぜひともトップ100をキープしてほしいところです。グランドスラムの本戦か予選かのラインがそのあたりにあるからです。1年を通したツアーの回りやすさを考えても、しがみついてでもその位置にいることが重要です。
 調整しやすい日本の大会で上位に食い込んで、ポイントを稼いでほしいと思います。

 ワイルドカードで出場の伊達公子選手は、この大会を最後に現役引退することになりました。2か月程前にお会いして直接話していただけに、今回の発表には正直びっくりしています。近年は故障に悩まされながら、どこまでできるかわからないけれど、最善を尽くしてみよう、という無我の境地でチャレンジを続けていました。まだまだ現役続行の意思を持っているようにも見えるのですが、コンディションが整わず、大きな決断を下すことになりました。この大会で、最後まで伊達さんらしく戦い切ってくれることを願うばかりです。


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