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Column コラム

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『錦織圭―頂上への序章』 第4回
楽天オープンは新時代の幕開け 日本のエースから世界が注目する存在に

2014/09/28

全米準優勝という結果を残し、これからは世界の注目する存在となった錦織圭。

全米準優勝という結果を残し、これからは世界の注目する存在となった錦織圭。(写真提供:Getty Images)

 最近、気付いたことが一つある。錦織圭は英語が上手になった……難解で早口の質問をきちっと聞き取って的確な答えをする。これはカナダ人記者の感想でもある。寝ながら勉強したわけではなく、それだけ話す機会が増えたからだ。スペイン人のラファエル・ナダルもはじめは英語がほとんどできなかったが、地元記者の助けなどを借りながら、瞬く間に習得した。

 全米オープンでの快挙を振り返るとき、今年1月の全豪オープンでのナダル戦が思い出される。4回戦で対戦した錦織は6-7、5-7、6-7、3時間17分の接戦で敗れた。勝ったナダルは錦織を評価しつつも「クレーコートではこうはいかない」と、プライドを覗かせるコメントをしたのだ。このコメントを錦織も覚えていた。

 5月、2人はナダルの地元マドリードのクレーコートの決勝で顔を合わせた。準決勝でクレー巧者のダビド・フェレールを倒した錦織は、ナダルから第1セットを奪い完全に勝ちペースだったが、疲労から腰痛を抱えて途中棄権した。アクシデントにより勝利は得られなかったが、ナダルの顔色を見た錦織の手応えは十分だった。

 ナダルとは過去7戦して1度も勝っていない。ただ、未知の世界を進むとき、何か明確な手掛かりを持つことは重要だ。錦織にとって、ナダルの「クレーでは」という言葉はステップへのカギになっただろう。

 近年の男子テニスは〈4強時代〉が続いた。ロジャー・フェデラー、ナダル、ノバク・ジョコビッチ、アンディ・マレー。今年の全米は4強不在の決勝だったが、グランドスラムでは05年の全豪オープン以来、9年、39大会ぶりの出来事だった。錦織のファイナル到達は、日本初、アジア初の快挙だけでなく、テニス界の流れを変えたステージでもあったのだ。

 これまでも予兆はあった。7月のウィンブルドンでは、錦織より1歳下のラオニッチ、グリゴール・ディミトロフがベスト4に進んだが、2人はそれぞれそこでジョコビッチ、フェデラーに決勝進出を阻まれた。今回は、錦織より1歳上のマリン・チリッチがフェデラーを、錦織はジョコビッチを、ともに完璧な内容で倒した――ついに新時代の幕開けを告げたと言っていいだろう。

 楽天ジャパンオープンは、そうした意味でも興味深い大会になった。錦織の現在の目標は11月9日からロンドンで始まる、年間トップ8によるツアーファイナルへの挑戦だ。東京から上海と続くアジア・シリーズには、ロンドンへの出場資格を確定させる大きな目標があるが、いまの錦織は男子ツアーの新たなシンボルになった。すなわち、世界のターゲットになったのだ。宿敵のラオニッチはリベンジを狙っている。スタン・バブリンカもフェレールも、目の色を変えて来日するだろう。いながらにして、世界のプロスポーツの激しさ、厳しさ、レベルの高さを実感できる機会はそうはない。

 ファンには嬉しいことに、テニスのグランドスラムは年に4回もあり、デビスカップ、ツアーファイナルもある。一喜一憂しながら、錦織圭の華麗なショットメークを追いかけたい。

文:武田薫



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