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苦手のコンディションで昨年と同じくベスト8進出も、らしくない結末

2017/03/21

錦織圭

今季最初のマスターズ1000をベスト8という結果で終えた錦織圭。(写真:Getty Images)

 第1シードのアンディ・マレーが初戦で敗れたことが象徴的だったともいえる波乱の大会。シーズン最初のマスターズ1000、インディアンウェルズ大会は、錦織圭にとっては序盤から見通しのいいものだった。逆サイドにいるマレーの敗退から受ける影響はほとんどなかったにしても、順当なら準々決勝で当たるはずの第6シードのマリン・チリッチも初戦で敗退し、第12シードのグリゴール・ディミトロフも第14シードのルカ・プイユも、対戦が予想されたシード選手は皆敗れていった。ドローが出ても、次に対戦する相手しか見ないという錦織の習慣は、ある意味正解かもしれない。

 初戦となる2回戦で、今季好調の難敵ダニエル・エバンズを6-3、6-4で破ると、3回戦では33歳のビッグサーバー、ジル・ミュラーを6-2、6-2で一蹴。気候、ボールの種類、サーフェスなどの条件が絡み合って、ボールが高く弾み、よく飛ぶと言われるこの大会、錦織も「コントロールしづらいので、好きではない」とこれまで何度も口にしている。それでも、「好きだと思うようにしている」と自分の意識のほうをコントロールして、それぞれ41位、28位という危険な選手たちに快勝した。

 4回戦では同い年で昔なじみのドナルド・ヤングも6-2、6-4で退け、1セットも失わずに迎えた準々決勝の相手はアメリカ最後の生き残りとなったジャック・ソック。今季躍進中の24歳は10代で全米オープンのミックスダブルスを制し、2014年にはバセック・ポスピショルとのダブルスでウィンブルドン優勝を果たすなど、ダブルスで先にビッグタイトルを手にしたが、今年はすでにオークランドとデルレイビーチでツアータイトルを獲得している。世界ランキングを自己最高の18位に上げて臨む今大会だ。

 錦織は過去2度対戦し、1勝1敗だったが、敗れたのは2014年の上海。全米オープンで決勝に進出したあと、クアラルンプール、楽天オープンと連続優勝し、疲れきった体で臨んだ試合だっただけに、負けにカウントしたくないものでもあったが、ソックのキックサーブとトップスピンはこのコートで有効だった。それは警戒していた錦織に、立ち上がりのゲームで早くもダブルブレイクポイントのチャンスが訪れる。しかしサービスウィナーとフォアのアンフォーストエラーでチャンスは潰え、第1セットはこれ以外にブレイクチャンスはまったくなかった。このままで終わるはずはないという期待に応えるように、第2セットは錦織が2度のブレイクに成功。しかし、本人はまだしっくりきていなかったようだ。

「試合全体を通じて心地いい感じはなかった」

 その理由として風を挙げ、ソックもコート上には渦のように風が舞っていたと言ったが、畳み掛けるような強打で錦織からボールを制御する力を奪った。

「ケイに気持ちよく打たせないこと、腰の位置でとらえにくいようなボールで攻めることが、僕が勝てる唯一の方法だった」

 両者ともトイレットブレイクをとって臨んだ第3セットだったが、その休憩をよりうまく利用したのもソックだった。第2セットの流れを引きずらず、やるべきことを徹底。錦織には度重なるブレイクチャンスがあったが、好サーブに阻まれた。自身は第5ゲームでは5度デュースを繰り返した末にブレイクされた。

「もうちょっといろんなことにチャレンジすれば良かったですね」とつぶやくように言ったが、それができなかったのは、南米の2大会をやはり引きずっているのだろうか。戦いながらの修正力に長けた錦織にしては、悔い残るベスト8止まりとなった。


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