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銅メダル獲得の4日後、疲労隠せずシンシナティで3回戦敗退

2016/08/22

錦織圭

リオでの銅メダル獲得後、すぐさまシンシナティでの戦いに臨んだ錦織圭だったが疲労の色は隠せなかった。(写真:Getty Images)

 リオ五輪でテニス競技の日程最終日まで残り、銅メダルを獲得した錦織圭は、余韻も十分に楽しまないまま、フロリダの自宅を経由してマスターズ大会のあるシンシナティに飛んだ。そこではすでに本戦1回戦が始まっていた。覚悟はしていたものの、タイトである。リオでは3位決定戦でラファエル・ナダル(スペイン)を破っての銅メダル獲得に、「この経験はこれからの自信になると思う」と語った錦織だが、さすがに疲労には勝てなかった。

 初戦となる2回戦では世界ランキング68位で予選突破のミカエル・ユーズニー(ロシア)を6-3、6-2で片付けたが、3回戦で世界ランク21位のバーナード・トミック(オーストラリア)に6-7、6-7で敗退。マスターズシリーズの準々決勝に進めなかったのは今季初めてだ。両セットともセットポイントを握りながらのストレート負けは錦織らしくない。しかも、2回戦で13位のダビド・ゴファン(ベルギー)を破って勝ち上がってきたトミックだが、この日は絶好調ともいえず、互いにアンフォーストエラーが目立つ試合だった。

 第1セットの第5ゲームをブレイクした錦織が、5-4のサービング・フォー・ザ・セットで40-15とダブル・セットポイントを迎える。しかしダブルフォルトのあとフォアハンドをネットにかけて簡単にデュースにされると、再びダブルフォルトとフォアのネットで連続ポイントを与えてブレイクバックを許した。思いがけず逆転のチャンスを得たトミックが調子づき、第12ゲームの錦織のサーブで逆にセットポイントを握る。ここは錦織がしのいだが、タイブレイクはトミックが武器のサーブと深いショットで主導権を握り、一方的にポイントを重ねた。

 第2セット、錦織は第10ゲームのリターンゲームで5回のデュースの間に3回ブレイクポイント、すなわちセットポイントを握ったが、あと1ポイントが奪えない。結局両者サービスキープのままタイブレイクへ。ミニブレイク1つの差でトミックが6-4とマッチポイントを握り、錦織は1ポイントを返したが、最後は自身のサービスをポイントにつなげることができなかった。

 トミックは言動こそ攻撃的だが、テニスはどちらかというとペースを駆使した技巧派だ。ただ、その独特のペースにはまってしまったというよりは、錦織自身の集中力の問題だろう。オリンピックで「日本のために勝ちたい」「日本にいいニュースを届けたい」という感情が心底芽生えたという錦織。絶対に負けられない序盤戦もそうだが、特に3つのマッチポイントを握られていたガエル・モンフィス(フランス)との準々決勝、「銀メダル以上」をかけて戦ったアンディ・マレー(イギリス)との準決勝、それに敗れて挑んだナダルとの3位決定戦と、これ以上ないというくらい緊迫した戦いが続いていた。達成感と安堵で、張り詰めていた緊張の糸がいったん切れるのは無理もない。

 しかし、まだ少しは痛みが残るという左脇腹もひどく悪化させることなく、新たなケガも深刻な病気もせず、このハードスケジュールをここまでこなしたことは一つの収穫だ。シンシナティは過去2年、コンディション不良などで欠場しており、今回が3年ぶりの出場だった。そして、夏のハードコートシーズンをきっちり戦いきるということは、錦織が今年目標にしていたことでもある。あとは全米オープン開幕までの10日間でどれだけ心身の疲労を回復できるか。今季のマスターズシリーズでは最悪となってしまった成績と引き替えに、少しだけ余分に得た休息時間を生かしたい。

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