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波乱の舞台でマスターズ2度目の決勝進出も、王者の壁厚く優勝はおあずけ

2016/04/07

マスターズ初優勝まであと1勝と迫った錦織圭だったが、王者ジョコビッチの壁を破れず。今後のさらなる成長に期待したい。(写真:Getty Images)

 本拠地のブラデントンにも近いフロリダ州のキービスケーン島で開催されるマイアミ・マスターズ。2週前のインディアンウェルズと気温はほとんど同じでも、乾いたインディアンウェルズに比べて湿度が高い。いわゆる〝不快指数〟は高くなるわけだが、テニスをする上で錦織はマイアミのほうが「自分に合ったコンディション」と話す。一昨年にはロジャー・フェデラー(スイス)を破ってベスト4入りを果たした。しかしその喜びは、股関節の痛みのために準決勝を戦わずして棄権に至った悔しさとセットの思い出だ。むしろ後者の無念のほうが大きい。そのときに対戦するはずだったのが、王者ノバク・ジョコビッチ(セルビア)だった。

 今大会、第6シードの錦織は決勝までジョコビッチと当たらないボトムハーフに入り、決勝までに想定された敵は次々と姿を消していた。4回戦の対戦相手は第9シードのジョーウィルフリード・ツォンガ(フランス)ではなく、第17シードのロベルト・バウティスタ アグート(スペイン)。準々決勝は第2シードのアンディ・マレー(イギリス)ではなく第16シードのガエル・モンフィス(フランス)、そして準決勝は第4シードのスタン・ワウリンカ(スイス)でも第5シードのラファエル・ナダル(スペイン)でもなく、第24シードのニック・キリオス(オーストラリア)だった。3回戦までにボトムハーフからは錦織以外のトップ10が皆敗退し、錦織の決勝進出は当たり前というムードの中、期待と同時にプレッシャーはあっただろう。

 そんな中、アグートには付け入る隙も与えず、モンフィスとの準々決勝では5度のマッチポイントをしのいで2時間29分の死闘を制する。わずか25時間後にはコートに戻り、マスターズシリーズ初の準決勝進出で勢いに乗る20歳キリオスのあふれるエネルギーをテクニックでかわした。193cmからのビッグサーブに対するリターンの確率と精度は特に印象的で、少なくともこの2年で向上したフィジカルをあらためてアピールした。

 一足先に勝利を決めて待っていたのは、やはりジョコビッチ。大会3連覇を目指す王者には史上最多となる通算28回目のマスターズシリーズ優勝もかかっていた。錦織のマスターズシリーズ初優勝か、ジョコビッチの大記録達成かというなかで決勝が始まった。

 錦織に求められるものは立ち上がりの集中力とその継続。第1セットを取ったときのジョコビッチの勝率は95.8%で、これは歴代選手の中でも最高の数字だ。錦織のほうは第1セットを落としてからの勝率が35%と、現役選手ではトップ5に入る高い逆転率を誇るが、対ジョコビッチにおいては第1セットを奪わなければほぼチャンスは潰えると考えなくてはいけない。

 立ち上がりは余裕の合格点。最初のゲームでいきなりブレイクに成功した。しかしブレイクされた直後のブレイクバックはジョコビッチ得意のシナリオだ。ただスコアをイーブンに戻すだけでなく、一気に加速する。それも錦織はわかっていたはずだ。が、だからこそ力みが出たのか、ダブルフォルトとフォアハンドのミスを重ね、すぐにブレイクバックを許した。

「1ゲーム目のプレーをもう少し長く続けることができれば違った展開になっていたとは思う。でもそれをさせてくれないのがノバクの強さ」

 第6ゲームと第7ゲームは、逆にジョコビッチが先にブレイクして錦織がブレイクバックという展開。突き放されまいと食い下がる錦織だったが、流れに乗っていきたいところでサービスキープができなかった。第2セットは第1ゲームでブレイクを許すと、ブレイクバックのチャンスは一度も訪れず。第7ゲームのあとに治療を受けた左膝にも不安を残しながら、マスターズシリーズ初タイトルはお預けとなった。

「ノバクの弱点をつくのは難しい。確かな戦術とそれをやりきる集中力が必要。今日もいくつか作戦があったけど、それができたとは思わない」

 ジョコビッチは最強だが、まだ自身に改善余地とその手応えがある限り打倒王者へ希望が萎むことはないだろう。才能豊かなモンフィスやキリオスを退けたときのプレーを目に焼き付けたファンもまた、同じであるに違いない。

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