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Column コラム

杉山愛 オリジナルコラム「愛's EYE」

第156回 日本は残留を懸けてプレーオフに--フェド杯の見どころ

2014/04/18

 第156回 日本は残留を懸けてプレーオフに--フェド杯の見どころ

(写真:AP/アフロ)

■準決勝イタリア-チェコは好カード。若い日本代表にも期待します

 フェドカップは4月19日からワールドグループ準決勝、イタリア-チェコ、ドイツ-オーストラリアの対戦を迎えます。注目のカードは、過去5年間、優勝を分け合ってきたイタリアとチェコの対戦ですね。

 チェコは、1回戦に出ていなかったクビトバがチームに戻りました。彼女はシングルスのスペシャリスト的な存在ですが、あとの3人はサファロバ、クーカロバ、フラバチコバと、シングルスもダブルスも上手な選手たちです。たとえだれか一人、ケガなどで欠けてもあまりチーム力が下がらないくらい、単複で駒がそろっているなという印象です。

 もちろん、昨年優勝のイタリアもそれに匹敵するチームです。ワールドグループ1回戦に出なかったエラーニ、ビンチもチームに加わり、クナップ、ジョルジと、こちらもバランスが良いチームです。

 どちらのチームもフェド杯での躍進が個人戦の好成績につながり、好循環が生まれていますね。今回も素晴らしい試合が期待できると思います。

 日本はワールドグループ2残留をかけて、オランダとのプレーオフを戦います。前回のアルゼンチン戦と同じく、森田あゆみ選手、クルム伊達公子選手が外れ、奈良くるみ選手を中心とする“新生”日本代表で臨みます。

 去年就任した吉田友佳監督のもと、今年から20歳の尾崎里紗選手も加わって、若い「Team Japan」が出来上がろうとしています。

 尾崎選手にしてみれば、あこがれていた日本代表でしょう。その誇りとうれしい気持ちが新たなエネルギーとなっているはずです。自分が加わったことがチームに良い方向に働けば、という気持ちも持っていることでしょう。そのエネルギーはチームにもプラスになるに違いありません。

 団体戦特有のプレッシャーを避けて通ることはできないので、それを丸ごと受け入れ、なおかつ自分のプレーを出し切ることが、彼女にとってベストの取り組み方だと思います。それはのちに、いろいろな場所で生きてくると思います。チームメートの間では、ツアーに戻っても刺激を与えあい、切磋琢磨して頑張ろうという気持ちが生まれてきます。もちろん、プレッシャーに対する対応力も上がるでしょう。フェドカップ出場の経験は、若手の選手にはプラスでしかないと思います。

 奈良くるみ選手はアルゼンチン戦からシングルス・ナンバーワンの立場でプレーすることになりました。いきなりという感じだったので、かなりのプレッシャーや荷の重さを感じているかもしれません。でも、彼女は今、すごく勢いに乗っていて、精神的に充実しているはずです。小柄で、パワーもすごくあるわけではないけれど、外国人選手にない戦略や頭脳的なプレー、そして誰にも負けない気持ちの強さを持った選手です。そんな彼女の良さが今、結果としてあらわれています。プレッシャーの受け止め方もわかっていて、重圧や責任感をきちんと整理する力を持っていることも強みです。ナンバーワンとして戦っていく力は十二分にあると私は感じています。

 吉田監督にとっては、メンバーが固定したチームに監督として新しく入るより、もしかしたら、やりやすいかもしれません。新人監督ですから、選手と一緒に経験を積みながら学ぶこともたくさんあるでしょう。手探りのところもあって当たり前だと思います。

 現役時代にフェド杯を経験している吉田監督ですし、彼女にはなによりコミュニケーション力があります。選手といいコミュニケーションがとれる関係で、お互いにリスペクトを持ってやっていけそうだなという雰囲気は私たちにも伝わってきます。

 環境作りを含めて、選手のベストを引き出していくのが監督の仕事です。1+1が2以上のエネルギーを生み出せるかどうか。すべては吉田監督の力量にかかっています。そこを頑張ってほしいですね。私も応援しています!


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杉山 愛

杉山 愛
生年月日:1975年7月5日
出身:神奈川県
主な戦績:
WTAツアー最高世界ランク シングルス8位 ダブルス1位
国際公式戦勝利数:シングルス492勝 ダブルス566勝
WTAツアー:シングルス優勝回数6回
ダブルス優勝回数38回
公式戦通算試合数:1772試合(シングルスとダブルス)
グランドスラム62大会連続出場のギネス記録を持つ。

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