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Column コラム

杉山愛 オリジナルコラム「愛's EYE」

第153回 マレーのレンドルコーチとの契約解消について

2014/03/26

 第152回 「もし小さい頃に戻れたら、こんなプレーヤーになりたい」

「たくさんのものをもらった」という実感がマレー選手にはあるはずです(写真:ロイター/アフロ)

 アンディ・マレー選手がイワン・レンドルコーチとの契約を解消したというニュースには驚かされました。

 力はあるけれど、いつも一歩及ばず、もうひとつ何かが足りない、というところでレンドルコーチを迎え、全米とウィンブルドンで優勝したマレー。プレーはスマートだし、選手として必要なものをほとんどすべて持っている選手ですが、物事の考え方であったり、試合に向かう前の気持ちの整理の仕方だったり、グランドスラムの2週間7試合を勝ちきる戦い方というものをレンドルコーチから学んだのでしょうね。

 足りなかったものを得たからこそグランドスラムの優勝に結びついたわけで、レンドルコーチは本当に大きな存在で、マレーにとって意味のあるコーチングをしたと思います。

 コーチと選手の関係というのは、ジョコビッチやエナンのようにジュニアの頃から一緒にゼロから積み上げていく場合もありますが、マレーは今の自分にエキストラな要素、新鮮な要素をプラスするためにレンドルコーチを迎えました。レンドルさんも、自分がマレーに対して何かできるんじゃないかと感じ、二人の思いがうまく合致したからこそヘルプしたのでしょう。

 それがグランドスラム優勝という結果となってあらわれたのは素晴らしいことだと思います。グランドスラムを取れるか取れないかは選手にとって雲泥の差ですから。
 どんな場面でも冷静で、顔色一つ変えずにファミリーボックスで見守るレンドルコーチの姿は印象的でした。マレーとは大成功の組み合わせだったと思います。

 二人のコンビがきっかけとなって、レンドルさんのような「レジェンド」がトッププレーヤーを指導する例が続いています。今まで見せなかった能力であるとか、彼らのこれまでと違った一面が見られるのは興味深いですね。レジェンドたちが現役を退いたあとどう生きていくのか、その生きざまみたいなものを見ていると彼らの哲学が見えてくるので、それも面白いと思います。

 レンドルさんのコメントも読みましたが、本当に選手を温かく見守っているんだなと感じました。「コーチをやめても応援していく。必要なときは手を差し伸べる」と。温かい言葉であり、コーチと選手の関係としては、いい終止符の打ち方だなと思います。コーチを退いてからはシニアツアーでもプレーするとも言っているので、また違った形で私たちを楽しませてくれるでしょうね。

 マレー選手自身も、2年の月日を一緒に過ごし、たくさんのものをもらったなという実感があるはずです。一つの区切りというか、次のステップに進むための、レンドルコーチからの卒業だと思います。


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杉山 愛

杉山 愛
生年月日:1975年7月5日
出身:神奈川県
主な戦績:
WTAツアー最高世界ランク シングルス8位 ダブルス1位
国際公式戦勝利数:シングルス492勝 ダブルス566勝
WTAツアー:シングルス優勝回数6回
ダブルス優勝回数38回
公式戦通算試合数:1772試合(シングルスとダブルス)
グランドスラム62大会連続出場のギネス記録を持つ。

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