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2017.04.28:インタビュー

BKをしていた子ども時代はフランス代表FBブランコのステップを真似ていた オックスフォードではいつも100%、激しい練習の中で実戦スキルが身に付いた

箕内 拓郎インタビュー<ラグビー世界挑戦の系譜>

日本ラグビー史のレジェンド中のレジェンドである。箕内拓郎。高校時代は全国的には無名だったが、関東学院大4年時にキャプテンとして大学選手権初優勝に導き、英国オックスフォード大に留学してケンブリッジ大との定期戦「バーシティマッチ」に出場。世界のラグビー界で一目置かれる「ブルー」の称号を得ると、日本に戻りNECのキャプテンとして日本選手権初優勝を達成。日本代表では代表デビュー戦からキャプテンを任され、日本代表で初めてワールドカップ2大会にキャプテンとして出場した。プレーヤーとして、キャプテンとして日本ラグビー史に輝く偉業を重ねてきた箕内は、常に海外に目を向けていた。

――箕内さんが海外のラグビーを見るようになったのはいつ頃からですか。

テレビで見るようになったのは小学校3-4年生くらいの頃ですね。今のシックス・ネーションズ(欧州6カ国対抗戦)、当時はファイブ・ネーションズが放送されていて、僕は当時バックスだったので、イングランドのSO(スタンドオフ)ロブ・アンドリューだったり、フランスのCTB(センター)フィリップ・セラやFB(フルバック)セルジュ・ブランコのプレーに注目して見ていました。特にブランコのプレーは衝撃的でしたね。テレビを見た後、兄(箕内佳之=佐賀工-日体大-NTTドコモ)と一緒に公園に行って、1対1でブランコのステップを真似たりしてました。その頃までは、世界のラグビーといえばファイブ・ネーションズが中心で、ニュージーランドやオーストラリアの試合を見る機会が増えてきたのは1987年にワールドカップが始まってからですね。

当時の南半球の選手で印象的だったのは、やっぱりJK(ジョン・カーワン)ですね。1987年ワールドカップ開幕戦の90m独走トライは本当に衝撃でした。その10何年後にNECで一緒にプレーすることになるんですが、そんなこと想像もしてなかったし、まして日本代表でヘッドコーチとキャプテンという間柄になるとは(笑)。

――1996年には、現在のスーパーラグビーに連なるスーパー12が始まりました。

自分と同世代の選手が世界で活躍している姿を見る機会が増えて、自分もそこで活躍したいな、という思いが出てきました。世界のスタンダードを知る上で、いい勉強になりました。

――箕内さんは関東学院大を卒業後に英国のオックスフォード大に留学して、帰国してNECに入社したあともイタリアリーグでプレーしたり、海外のラグビーをたくさん経験しましたね。その経験で印象的だったことは?

日本では、練習を上手にできるようになろうという文化がありますよね。でも海外では練習でのミスは多いし、上手くいかないことが多い。それは、試合のようなプレッシャーの中でスキルを出せるような練習をしていたからなんですね。だから、ミスが出たときの反応、カバーが瞬時にできる。これは当時、オックスフォードでもイタリアでも感じたことです。日本も徐々に変わってきましたが。

箕内拓郎氏インタビュー

僕自身、イギリスに行ったこと自体、フィジカルでタイトなプレーをもっとやりたいという思いがあったからです。オックスフォードでは、練習の中でつかみ合いも普通にあったし、いつも激しい、100%の強度で練習していました。当時のイングランドではラグビーといえばFW戦でしたから(笑)。その中で揉まれて、伸びたと思います。

――オックスフォード大学ではケンブリッジ大学との定期戦「バーシティマッチ」にも出場しました。

あれはラグビーという枠を超えたイベントでしたね。平日なのに、トゥイッケナムに6万人以上の観客が集まるんですから。僕も、バーシティマッチのあとは、町を歩いていても『この前は良かったな』と声をかけられたりしました。

――その後、日本代表のキャプテンとして2003年と2007年、2度のワールドカップに出場して、世界選抜でも何度もプレーしました。

2度ワールドカップに出て、1勝もできなかったけれど、自分の中では財産になっています。ワールドカップという、普段のテストマッチとはまた違った環境の中でプレーできたのは幸せでした。初めてのワールドカップは2003年大会でしたが、日本を出発して、オーストラリアに降り立った瞬間からテンションがグッと上がる。そういう感覚になる。ならざるを得ない(笑)。

世界選抜で南アフリカと対戦した(2006年)のも貴重な経験でした。周りはテレビで見ていた有名な選手ばかり。世界選抜はSH(スクラムハーフ)がジャスティン・マーシャル(NZ代表81キャップ)、SO(スタンドオフ)はトマ・カスタニェード(フランス代表54キャップ)。キャプテンでNo.8のローレンス・ダラーリオ(イングランド代表85キャップ)はオーラが凄かったですね。彼がひと言を発すると周りがみんな、すっと聞く。本当にキャプテンらしい。まだ細かった頃のマチュー・バスタロー(フランス代表CTB、現RCトゥーロン)もいたし、南アフリカには若い頃のフランソワ・ステインがいて、50mくらいのキックを平気で蹴っていて、驚かされました。

箕内拓郎氏インタビュー

――箕内さんが出た2度目のワールドカップは2007年フランス大会でした。2005年には日本代表でフランス人コーチの指導も受けました。フランスのラグビーにはどういう印象を持っていますか。

フランス全体が同じかどうかは分からないけれど、情熱を感じます。パッションあふれる言葉を使う。話し方も練習の進め方も、日本で一般的なニュージーランドのコーチングとは違う。例えると、ニュージーランドのコーチが『ボールを持ったらディフェンスにぶち当たれ』というようなときに、フランスのコーチは『相手を動かしてギャップを作れ、ドアを開けてそこを通れ』というような。

ただ、今は変わってきたようです。僕自身、コーチになってからはフランスリーグの試合をよく見るようになりましたが、以前はリーグ全体がプレーしている選手もコーチもフランス人がほとんどで、ラグビーもフランス独自のスタイルだった。でも最近は、ニュージーランドや南アフリカ、オーストラリア、フィジーなどの選手が増えてきて、ひとつの国の中で世界中のラグビーが楽しめるリーグになってきていますね。

――そのフランスリーグに五郎丸選手が挑戦しています。

すごいチャレンジだと思いますね。ラグビーだけでなく、日本であれだけ成功した選手が、海外でどれだけ通用するのか。リスクも抱えた上でチャレンジしたわけですから、本当にすごいと思う。見る側としても楽しみでした。

彼のチャレンジを見て、海外にチャレンジする選手が増えてくれたらいいなと思います。僕がオックスフォードに行ったときはまだ若かったし、日本人はひとりだけ。試合で相手からパンチが飛んできたり、汚い言葉を浴びせられたりもあったけど、そこで負けちゃいけない。今は笑って振り返れるけど、当時は必死でした。でも、それが今につながった。五郎丸を見ていると、経験を積んだあとでもう一度外国にチャレンジしたかったなという気持ちも湧いてきますね。日本のラグビー選手に対する世界の評価も印象もあがっているし、五郎丸のチャレンジはこれからの選手に多くの選択肢を提供したと思います。

――箕内さん自身の今後への目標を聞かせてください。

今はいろんな日本人コーチと話しているのは、今はトップリーグでも海外のコーチを呼んでくるのが主流だけど、日本人のコーチがもっと増えないといけないね、ということ。だから日本人コーチ同士、できるだけ情報を共有して、他のコーチのやり方も学んで、日本のコーチ全体のレベルをあげていきたい。今は世界中で情報があふれているけれど、だからこそ、何を教えるかよりも、選手にどんな伝え方をするのか、何を考えさせるのかが大切だと思う。僕は去年サンウルブズのスポットコーチとしてヘッドコーチのマーク・ハメット、アシスタントコーチだったフィロ・ティアティアと田邉淳の指導に触れることができました。今の目の前の目標は日野自動車をトップリーグに昇格させることですが、それを目指しながら、コーチングの勉強を続けていきたいと思っています。

箕内拓郎(みうち・たくろう)

1975年12月11日、福岡県北九州市生まれ。小学1年のとき、鞘ヶ谷ラグビースクールでラグビーを始める。八幡高を経て関東学院大に進み、1997年度キャプテンとして同大の大学選手権初優勝を達成。1998年、オックスフォード大に留学し、ケンブリッジ大との定期戦「バーシティマッチ」に出場。1999年NECに入社。2002年度、キャプテンとしてNECを日本選手権初優勝に導く。日本代表には2002年のワールドカップ予選でノンキャップながらキャプテンを任され、2003年オーストラリア大会、2007年フランス大会と2大会でキャプテンを務めた。2006年世界選抜に選ばれ南アフリカ代表と対戦。日本代表キャップ48。2010年NTTドコモに移籍し、2014年度で引退。NTTドコモのアシスタントコーチ、サンウルブズのスポットコーチを経て、2017年から日野自動車レッドドルフィンズのFWコーチ。

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