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NBA16-17シーズン

NBA PLAYOFF2014現地リポート
2014.06.15 Vol.9
ファイナルの模様を現地からお届け! 佐々木クリスのUSAリポート
『チームバスケットとはこのようにプレーされるべきなのさ。無私なのさ。プレーヤーが動き、カットして、パスして、ノーマークならばシュート、けれど全てはチームの為であって、個人の為である事はない。』("That's how team basketball should be played, You know, it's selfless. Guys move, cut, pass, you've got a shot, you take it, but it's all for the team and it's never about the individual.")

2014NBAファイナルを終えて"世界一の選手“レブロン・ジェイムスが新王者サンアントニオ・スパーズについて発したコメントだ。

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“世界一の選手"がいる事こそがヒートの3ピート(3連覇)を信じるファンの支えだったに違いない。しかし、コメントからはスパーズこそが“世界一の選手"が理想とするものを持っていると分かる。『なぜマイケルの様に支配しないのか?』と度々批判に遭いながらも正しい判断をする事を大切にしてきた彼らしいコメントだった。

バスケットボールという競技で計れないもの。ハートの大きさ? それもそうだろう。チーム力? ケミストリー? ひとつは判断力だろう。BOXスコアには決して現れない。なぜスパーズの選手は繰り返し、繰り返し、攻める時も、守る時も正しい判断を下す事が出来て、実行すべき事に己をコミット出来ていたのか。それも無理して自分を戒めるような居心地の悪さや息苦しさは一切無く、あくまでも自然体、無意識レベルかのように見受けられた。

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第5戦、この日に優勝を決めて欲しい機運がアリーナに充満していた。選手達が固さを見せたのは試合の序盤だけだった。それはプレッシャーからではなく、もはや明確に見えている未来へのワクワク感からフォーカスが少しだけ未来に先行していたからかも知れない。今振り返るとそう感じる。圧倒的な自信があったはずだ。ヒートは自分たちに対する回答がないと。

8-0とリードされタイムアウト後マヌ・ジノビリが投入された。ずれたチームのフォーカスを彼が、今その瞬間のコートに引き戻すとスパーズは徐々にペースを取り戻した。このシリーズはペースが全てだった。

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第3戦から覚醒したファイナルMVPのカウィ・レナードが第5戦でも活躍する呼び水となった。そして常にペースを下支えしたのはトニー・パーカーとティム・ダンカンで、ボリス・ディーオウはもうひとつの起点を作った。4、5人の選手がファイナルMVPに上がってもおかしくない。事実アリーナに居たファンはダンカンがFTを打つ時も、前半はM・V・Pコールを送っていた。

また、これほど多くの国旗がNBAファイナルで見られた事も初めてだったのでは無いだろうか。それぞれが異なるバックグラウンドと環境から集まり、乗り越えてきたものは想像することしか出来ない。ただ、視野を大きく持つだけでスパーズはBIG3では収まらない、世界のスーパーチームだという事が分かる。

母国オーストラリアでドキュメンタリー映画が製作されるというパティ・ミルズ筆頭にみんな母国のヒーローだ。国旗を広げる誇らしげな表情が清々しかった。

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我々東洋の小さな島国もまさにその一部。アシスタント・アスレティックトレーナーの山口さんは歓喜のシャンパンを味わい、トロフィーを胸に抱き、葉巻をくわえた。彼の指もリングをはめる準備が出来ているはず。24時間態勢でチームを下支えしてサポートしてきた苦労は計り知れない。我々の誇りだ。

シリーズ途中で自分たちを“ダイナスティー"=王朝だと思うかと聞かれたジノビリは『王朝の定義が分からない…ただ我々が共に多くの試合に勝ち、多くを達成してきた事は確か。』と語っていた。

スパーズは球団として5つ目のチャンピオンシップを手に入れ、王朝が完成されたと言うかもしれない。(もっとも地元サンアントニオのファンは既に王朝だったと主張しそうだが。)

しかし、どんな栄華を極めた王朝もその金銀財宝と共にいつかは滅びる。

タイムレスでセルフレス、スパーズは芸術的“マスターピース"だ。ミケランジェロやダ・ビンチ、モーツァルトにシューベルト。あなた好みのものを想像して欲しい。

ポポビッチ曰く『偉業は達成した事を覚えているものじゃない。誰と達成したかを覚えているものだ。』

個人を殺す事もチームを殺す事もしない境地。
スパーズはポポビッチがタクトを握り、最高のシンフォニーを奏でたオーケストラ。

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不老不死は夢物語。(マヌは5戦のダンクで時間を遡りしていたが。笑)
2014スパーズバスケットボールは永久不滅。この“マスターピース"は我々の魂の記憶として、永遠に強い光を放ち続ける。

2014NBAファイナル、この時間を共有した全ての人々に感謝したい。勿論、僕らの眠りを妨げ深夜まで街中で騒いだサンアントニオの人々にも。

という訳で今回で2014NBAファイナル現地からのUSAリポートは最終回となってしまいました。現地取材は長くもあり、あっという間でもありましたが、みなさんお楽しみ頂けましたか?お付き合い本当にありがとうございました!

そして今回はリポートを読んでWOWOWポイントをゲットして頂きましたが、9回をもって終了となりますので、合計900ポイントしか貯まらず、1,000ポイントのプレゼントに応募出来ないと思いますので、ここで僕から最終回のコラムは特別に200ポイントをプレゼントしたいと思います!まだゲットしていない方も、過去のリポートをチェックして、プレゼントに応募して下さいね!プレゼントはスパーズのファイナルTシャツと同様のマイアミ・ヒートのものを、親子ペアで各1組、そして2014ファイナル記念ボール(僕も欲しい!)となっています。是非ご応募して下さいね!プレゼントのご応募はこちらから

では僕は改めて2014NBAファイナルの名場面を振り返ってみよう。また日本でみなさんとの再会を楽しみにしています。ありがとう!


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オンエア情報

2017年5月放送予定

5/23(火)午前10:00
ウォリアーズ vs スパーズ
5/24(土)午前9:30
セルティックス vs キャバリアーズ
5/25(水)午前10:00
スパーズ vs ウォリアーズ
5/26(金)午前9:30
キャバリアーズ vs セルティックス
5/27(土)午前10:00
ウォリアーズ vs スパーズ
5/28(日)午前9:30
セルティックス vs キャバリアーズ
5/29(月)午前10:00
スパーズ vs ウォリアーズ
5/30(日)午前9:30
キャバリアーズ vs セルティックス

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