取材をしていて気付いたのですが、メディアの反応が正直なこちらでは活躍すれば常に記者に囲まれる一方で、活躍出来ないと話を聞きに来る記者が1人も居ないなんて事も…写真は報道陣から隠れるようにフードをかぶるチャルマーズ。Game2の後は凄い数の記者に囲まれていたのですが、負け試合、しかも活躍せず、となればたとえマイアミ・ヒートのスターティングPGでもほっとかれちゃう…もちろん本人の気持ちや積極性もあるとは思います。Game4で出場時間がなかったバードマンはこの日取材を丁重に（？）お断り。話かけないでオーラを出しながら直ぐ近くに座っていました。

　対照的に、公式記者会見へ割り当てられるスター選手。彼らは記者からの質問を回避する術はなく、毎日対応に追われる。ファンのためとは言えここまでエスカレートすると、精神的なアップダウンは相当なもの。しかし、それもスポットライトを浴びるスターの宿命ですね。

　そして時には、スポーツレポーターのみならずコメディアンまで相手にする羽目に。写真は人気トーク番組の名物コメディアンからの質問に苦笑いのマヌ（笑）いろんな選手に絡んでいましたが、シューティング中のレブロンが何回名前を呼ばれれば振り向くか？というコーナーを番組で放送していました（笑）30回近くコートサイドで呼ぶものの振り向かず…横切ったスポールストラHCにもレブロンこっちに呼んで！と頼む始末（笑）番組的には面白かったのですが、ここでもメンタルを試される選手…しんどいですね（笑）ファン目線と選手目線だと見えるものが180度違う！

　昨日のGame5はこちらでは日曜日。父の日でした！記念日や祝日を大切にするアメリカ文化。AT＆Tセンターには選手の家族はもちろん、審判の方のお子さんも来ていて試合前にお父さんの職場を一緒に見てまわる姿が微笑ましかったです。

　試合前のコートサイドレポートのスタンバイをして立っているとシューティングをしているのはなんと、ウェイド親子。試合後は会場出口付近でウェイドの息子とレブロンの子供2人とチャルマーズの息子がみんなでやんちゃ。バックアップ用の低く収納されたリングでダンク、ダンク、ダンク！会場の裏側では意外に色んな事が起きてます（笑）マジック・ジョンソンやチャールズ・バークレー、シャックも歩いているので、見つけると目が飛び出る感じです！

　コート上で繰り広げられるドラマ、そして裏側でも遭遇するエキサイトメント！今年の夢の舞台は多くても残り2試合。五感を研ぎ澄ませて、感じた興奮を余すところ無く日本に送ります！まずは明日のGame6をWOWOW LIVEでお楽しみ下さいね！それではまた次回！Stay Tuned!