2013.6.15 ファイナルの模様を現地からお届け!
佐々木クリスのUSAレポート2013 #11
What's up!?まいど!佐々木クリスです!
今回はサンアントニオのサイドストーリーをみなさんにお届けしたいと思います!
サンアントニオの街は、アラモ砦やリバーウォークなどの観光名所があるものの決して大きな街とは言えません。もちろん人口600万のマイアミとは比べものになりません。こじんまりしてると言っても良いでしょう。そんな街の唯一のプロスポーツチーム、スパーズは人々の誇りであると同時に生活そのもの。
洗濯を頼みにドライクリーニングに行けば、ダンカンのジャージを来たおばちゃんに迎えられ、「へー!!東京から来たの。。それで〜ファイナルはどっちが勝つと思うの〜?」と聞かれるし、レストランに行けばウエイターからTV解説者顔負けのシリーズ分析が聞ける。しかもどのゲームも4Qの残り5分からは、レストラン全体が休憩をとって隣りのバーにお客さんと混ざって試合観戦をするそう(笑)みんなスパーズが大好き。。
そんなスパーズがファイナル進出を決め、サンアントニオに行く事になった全米大手メディアのコメンテーター“チャック”こと、チャールズ・バークレーはNBA.tvの番組内で「ジノビリのプレーが好きで、ファイナルはスパーズが勝つ」と公言。但し、「(魅力がない)サンアントニオの街に行くことは期待していない」とも発言。これがサンアントニオ、カストロ市長との激突に発展していました。まぁ、激突と言えども若い市長はユーモアたっぷり、こちらがそのひとつ。
サンアントニオの素晴らしいところをPRしながら、スパーズが今年チャンピオンになる理由も織り交ぜて、バークレーにお返し!恥ずかしいゴルフスイングまで公開!
市長はGame4で国家斉唱を歌った11歳の少年、セバスチャン・デ・ラ・クルスをAT&Tセンターで紹介したり、全面的にスパーズを支持し、街を盛り上げているんです!
Game3の前にいよいよサンアントニオ入りしたチャック。なんと街に来た事が新聞の1面になるほど、この話題は地元の注目でした。それがこちら。
レストランに行き、名所を巡るチャック。わりと市民から受け入れられていますね(笑)最後は市長と仲直りまで!お互いに敬意を忘れない心、大切ですよね。
チャックや海外メディアも沢山滞在中のサンアントニオですが、もうひとつの大手メディアはスタジオまで、リバーウォークにあるHard Rock Cafeの前に移してしまいました!!まぁスタジオと言うのは大袈裟ですが毎日公開収録を行っていて、人だかりが凄いです!放送もチェックしたのですが、ゲストにはグリズリーズのマイク・コンリーやスパーズをシーズン途中に離れたスティーブン・ジャクソン、それからTVでも現在転職活動中と言っていた元グリズリーズHCのホリンズ氏まで!やっぱ面白いゲスト呼んじゃうよなぁ。
Game3のスパーズ勝利の夜もそうだったのですが、現地情報によると勝利の後は歓喜したファンが車に乗り込んでダウンタウンをグルグル周るらしいです。僕らのホテルの前もやられて渋滞に。ただしこの勝利の行進、ルートが決まっているらしく地元の人は回避出来るように警察も協力しているそう。2007年のファイナルでスパーズがレブロン率いるキャバリアースを4連勝で“スイープ”した時は、みんなでホウキを手に中心街の道を“スイープ”(ホウキで穿く)。お祝いをしながら通りを綺麗にしたそうな。
お茶目で、楽しむことを知っているスパーズファンとサンアントニオの街。今年のファイナルもここではあと1戦。ホームでお祝いする事は出来なくなりましたが、みんなトロフィーを心待ちにしている事でしょう!Game5もどんなファン達に会えるのか、ワクワクしています!
ファイナルレポートはシリーズが終わるまで、まだまだ続きます!みなさんも欠かさずチェックよろしくお願いしま〜す!Stay Tuned!
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