ロサンゼルス・レイカーズのオーナー、ジニー・バス氏は現地21日、17年間ゼネラルマネージャー（GM）を務めたミッチ・カプチャック氏を解雇し、チームのレジェンドで殿堂入りを果たしているマジック・ジョンソン氏をバスケットオペレーション部門の球団社長に任命した。

　ジニー・バス氏はまた、フロントオフィス刷新の一環として、バスケットボールオペレーション部門の上級副社長を務めていた実兄のジム・バス氏を解任。ジム・バス氏は球団株式を保持しているが、2人の父親の故ジェリー・バス氏の取り決めにより、決定権は娘のジニー・バス氏が持っている。

　リーグ優勝16回の名門レイカーズは現在、リーグで下から3番目の19勝39敗で、球団ワーストとなる4年連続のプレーオフ不出場はほぼ確実。過去3シーズンは毎年、最低成績を更新していた。

　ジニー・バス氏は、「極めて難しい決断だった。多分、私は長く待ちすぎたのだと思う。それについて、レイカーズファンにお詫びしなくてはいけない」と『Spectrum SportsNet』のインタビューでコメント。先日アドバイザーとして古巣に戻ったジョンソン氏と話し合い、変化が必要だという結論に至ったと述べた。

　情報筋によると、大物エージェントのロブ・ペリンカ氏が、レイカーズのGMに就任するため、所属するランドマーク・スポーツ・エージェンシーを去ることを自身が担当する選手たちに伝え始めたという。

　ジニー・バス氏は、「現状維持は受け入れられない。それはレイカーズのバスケットボールではない。この組織が象徴するものではない」と、決意を示した。

　ロサンゼルス・ドジャースのオーナーでもあるジョンソン氏は、「私は愛する球団に戻る。絶好のタイミングだ。自分のビジネスは脇に置き、レイカーズの仕事に集中するときだ」と、新たな役割に意欲を見せた。（STATS-AP）

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