バスケットボール殿堂は現地18日、2017年の殿堂入り最終候補を発表。キャリア平均20得点をマークしたクリス・ウェバー氏（元キングスほか）らが名を連ねた。

　1990年代初めの大学バスケをけん引したミシガン大の「ファブ・ファイブ（驚異の5人）」のひとりであるウェバー氏は、NBAでの通算15シーズンで1試合平均20.7得点、9.8リバウンドをマーク。オールスターには5度選出された。

　初めて最終候補に選ばれたのはウェバー氏のほか、元ビラノバ大監督のロリー・マシミーノ氏、長年NBAで審判を務めたヒュー・エバンス氏、コネチカット大女子バスケの元スターであるレベッカ・ロボ氏、2度の得点王に輝いたトレイシー・マグレディ氏（元マジックほか）、オールスター5回選出のシドニー・モンクリーフ氏（元バックスほか）、ベイラー大女子バスケ監督のキム・モルキー氏、カンザス大監督のビル・セルフ氏、監督としてNBAファイナルを2度制したルディ・トムヤノビッチ氏。

　ウェバー氏は、自身のキャリアを振り返り「何が一番誇りかはわからない」と述べると、「この場でこのような偉大な方々と共にいられることを光栄に思う」とコメント。マグレディ氏は、「いまだに、この場にいることが信じられない。夢がかなったなんてもんじゃない」と興奮しきりだった。

　また、五輪金メダリストのティム・ハーダウェイ氏、高校男子バスケの監督として史上最多勝利数を誇るロバート・ヒューズ氏、ノートルダム女子バスケ監督のマフェット・マグラー氏、元ウィスコンシン大監督のボー・ライアン氏、AAU女子全米優勝10回のウェイランド・バプティスト大学が、再び最終候補入りしている。

　最終候補者が殿堂入りを果たすには選考委員24人中18人以上の票を得る必要がある。2017年の殿堂入りメンバーは4月3日に発表され、9月にマサチューセッツ州スプリングフィールドで記念式典が執り行われる。（STATS-AP）

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