フィラデルフィア・セブンティシクサーズは現地16日、敵地でミルウォーキー・バックスを113対104で下し、直近5戦で4勝目を挙げた。1試合の休養から復帰のジョエル・エンビードが後半に18得点を挙げ、合計22得点でチームをけん引した。

　シクサーズは81対78の3点リードで迎えた第4Qに、12対2の猛攻を展開。ジャリル・オカフォーのダンクシュートで火蓋を切ると、エンビードがフリースロー2本でランを締めくくり、残り5分に97対87と2桁差にバックスを引き離した。

　足の手術でキャリア最初の2シーズンを棒に振ったエンビードには、出場時間制限が設けられており、平均プレータイムは28分間。14日のワシントン・ウィザーズ戦は、足を休ませるため欠場し、チームも久々の敗戦を喫していた。

　リフレッシュしたエンビードは、9本中4本のフィールドゴール（FG）、18本中13本のフリースローに成功し、12リバウンドの活躍を披露。「足が本当に重かったので、ウィザーズ戦はプレーをしなかったんだ」「後半は頑張ることができた。いつも守備からオフェンスのリズムを掴むのだが、チームは本当にいい守備ができたと思う」と試合を振り返った。

　シクサーズはほかにも、ダリオ・サリッチが17得点、アーサン・イリヤソバが12得点をマーク。チーム全体で37本中14本のスリーポイントシュート成功と、長距離砲が当たった。バックスからの勝利は2013年11月22日以来で、同カードの連敗を9で止めている。

　バックスは、ジャバリ・パーカーとヤニス・アデトクンボがともに23得点をマーク。アデトクンボは後半はファウルトラブルに陥り、11分間の出場で2得点にとどまった。

　ジェイソン・キッドHCは、直近7試合連続で10本以上のスリー成功を相手に許していることを問題視しており、「我々が勝つためには、このスリーが自分たちに何を意味しているかを理解する必要がある」と語った。（STATS-AP）

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