フィラデルフィア・セブンティシクサーズが、現地23日のNBAドラフト2016で全体1位で指名したルイジアナ州立大のベン・シモンズについて、どのポジションでプレーしてもチームのオフェンスの要になると大きな期待を示している。

　シクサーズのブライアン・コランジェロ球団社長は、シモンズについて、「彼はオフェンスの進行役であり、ボールをさばくのがうまい。試合ではボールを触る時間が多くなるだろう」とコメント。「彼がいることで、コート上の全員がいいプレーをするようになり、チーム全体が向上するだろう」と、オーストラリア出身の20歳のフォワードに大きな期待を込めた。

　シクサーズの現在のロースターはビッグマンが飽和状態となっており、シモンズ自身も身長208センチと恵まれた体格を持つ。一方、バックコートが人材不足のため、サイズに関係なくシモンズはガードでのプレーを求められる可能性もある。

　シモンズは会見で、ポジションには必ずしもこだわらないとし、「コートのどこであろうが貢献することができる。オフェンス、ディフェンスにかかわらず、1（ポイントガード）から5（センター）まで、どこを任されても大丈夫だ」と、堂々と語った。（STATS-AP）

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