マジックへトレード移籍したS.イバカ。（写真提供：Getty Images）

　オーランド・マジックは、NBAドラフトが開催された現地23日、オクラホマシティ・サンダーとのトレードを成立させ、ベテランビッグマンのサージ・イバカを獲得した。

　マジックは見返りとして、サンダーにビクター・オラディポ、アーサン・イリヤソバを放出。さらに、ドラフトで全体11位指名したドマンタス・サボニスの交渉権を譲渡した。

　ベテランで、ゴール回りの守備を任せられるリムプロテクターの獲得を今オフの課題としていたマジック。今回のトレードで、その両方をいっぺんに手に入れることに成功し、ロブ・ヘニガンGMは「イバカがその万能性と、NBAファイナルなど数々のビッグゲームで培った経験をもたらしてくれることを大変嬉しく思う」とコメント。若手の主力ともフィットするだろうと語り、4年連続でプレーオフを逃しているチームの今後の飛躍に期待を寄せた。

　マジックは、ドラフト全体41位でセンターのステフィン・ジマーマンを指名しているが、イバカは、リーグ屈指のショットブロッカーとして既に定評があり、プレーオフでの経験も申し分なし。同選手の加入で、マジックに欠けていたインサイドの存在感と、フランク・ボーゲル新HCのシステムで必要としていた人材を補うことができた。

　26歳のイバカは、ここ6シーズン連続でブロックランキングトップ5入り。2011-12シーズンから3シーズン連続で、NBAオールディフェンシブチームのファーストチーム入りを果たした実績を持つ。今季は、1試合平均12.6得点、6.8リバウンド、1.9ブロックをマークした。（STATS-AP）

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