連覇を狙うゴールデンステイト・ウォリアーズは現地16日、敵地で行われたNBAファイナル第6戦で、クリーブランド・キャバリアーズに101対115で敗戦。シリーズ3勝3敗のタイに戻された。

　ウォリアーズは、第1Qに11対31と大きく出遅れ、前半のフィールドゴール成功率が29.5％と攻撃に精彩を欠いた。その後も流れを引き寄せることができず、さらにエースのステフィン・カリーがファウルトラブルに陥る。そして、第4Q残り4分22秒に6つ目のファウルをコールされたカリーは、審判に暴言を吐き、マウスピースを投げつけたことでテクニカルファウルも言い渡された。

　カリーは、「僕は今まで一度も退場処分になったことが無かった。言葉では表現できない気持ちだよ」とコメント。「あれはただのフラストレーションだった。最後の2つのファウルは笑ってしまうようなコールだったし、コート上で言われた言葉など、溜まっていたものが一気に爆発したような感じ」と語った。

　また、ウォリアーズのスティーブ・カーHCは、「まず、これだけは明確にしておきたい。我々は審判のせいで負けたわけではない。相手が我々よりも完全に勝っていた。クリーブランドが勝利して当然だ」と前置きしたうえで、カリーへの判定について「6つのファウルのうち、3つは全くのデタラメだった」と批判。そして、「マウスピースを投げてくれてよかった」と、感情を露わにしたシーズンMVPに同情を示した。

　ウォリアーズは、カリーが30得点、クレイ・トンプソンが25得点をマーク。しかし、出場停止処分明けのドレイモンド・グリーンが8得点、試合中に腰を痛めたアンドレ・イグダーラが5得点、ハリソン・バーンズが0得点と、“スプラッシュブラザーズ”以外の先発3人が合計13得点と不発だった。

　第7戦は、ウォリアーズの本拠地オラクル・アリーナで19日に行われる。（STATS-AP）

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