小競り合いを起こしたレブロン（左）とD.グリーン（右）。（写真提供：Getty Images）

　クリーブランド・キャバリアーズのレブロン・ジェームズが、現地10日のNBAファイナル第4戦で小競り合いを起こしたゴールデンステイト・ウォリアーズのドレイモンド・グリーンの発言が度を超していたと苦言を呈した。

　レブロンは、「ドレイモンドは聞き捨てならない言葉を吐いた」と述べると、「試合自体には全て納得している。しかし、彼の口から出てきた言葉は少々度を越していた。誇りを持つ一人の男として、3人の子どもと家族を持つ一人の男として、あのような言葉はいきすぎだ」と語った。

　一方、グリーンは「コート上での発言を話すつもりはない」とし、レブロンとどんな言葉のやり取りがあったか明かしていない。

　また、レブロンは、一連の小競り合いでグリーンが自身の股間付近をたたいているように見えるプレーについても言及し、NBAが検証に乗り出すだろうと述べている。グリーンは、ウェスタンカンファレンス決勝で、オクラホマシティ・サンダーのスティーブン・アダムズの股間付近を蹴り上げ、翌日に罰金2万5,000ドル（約270万円）を科されたが、出場停止は免れている。

　しかし、リーグがグリーンの行為をフレグラントファウル（タイプ1）に修正した場合、フレグラントファウルのプレーオフ累積が4ポイントとなり、第5戦が出場停止となる。万が一、フレグラントファウル（タイプ2）相当と判断されれば、第5戦と第6戦で出場停止処分が科される。

　第4戦は、ウォリアーズが108対97でキャブスを下し、シリーズ3勝1敗と2連覇に王手をかけた。13日の第5戦はウォリアーズの本拠地オラクル・アリーナで行われる。（STATS-AP）

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