第3戦への意気込みを口にしたレブロン。（写真提供：Getty Images）

　現地8日、ゴールデンステイト・ウォリアーズ対クリーブランド・キャバリアーズのNBAファイナル第3戦が、キャブスの本拠地クイックン・ローンズ・アリーナで行われる。敵地で2連敗を喫したキャブスは、地元での雪辱に燃えている。

　NBAファイナルを6年連続で経験しているキャブスのレブロン・ジェームズは、第3戦を翌日に控えた7日、会見に臨み、「我々にとって食うか食われるかの試合になる」とコメント。ウォリアーズに3連勝を許すことはできないと士気を高めている。

　オラクル・アリーナで行われた5日の第2戦で、33点差の惨敗を喫したキャブスだが、ホームではプレーオフ開幕から負けなしと圧倒的な強さを見せている。選手たちも、すでに活力がみなぎってきていると語るなど、気合い十分だ。

　トリスタン・トンプソンは、「俺たちはお互いを鼓舞し合う。ホームではいいプレーができているんだ。楽しみだよ」と、今シリーズ初勝利に自信を見せている。

　一方、ウォリアーズは、昨年のファイナル第6戦で勝利し、リーグ優勝を決めたアリーナに乗り込む。今プレーオフでは鬼門になっている第3戦に勝利し、2連覇に王手をかけたいと意気込んでいる。

　ドレイモンド・グリーンは、熱狂的なファンで埋め尽くされたオラクル・アリーナを離れても原動力はたくさんあるとし、「相手チームのファンを黙らせるのが、最高に気持ちいいっていつも言っているんだ。そこにモチベーションがある」と語った。

　ウォリアーズは、ウェスタンカンファレンス決勝でオクラホマシティ・サンダーに1勝3敗と王手をかけられて以来、5連勝中。過去4試合は平均失点を88.8点としており、ファイナルではステフィン・カリーとクレイ・トンプソンが不発にもかかわらず、キャブス相手に快勝している。

　スティーブ・カーHCは、「我々は勝ちたいだけ。誰が得点を決めたか、誰のおかげかなどはどうでもいいことだ。チームの強みは層の厚さだと思っている。たとえMVPであっても、1人の選手に過剰に頼ることはない」と述べ、シリーズを通じて様々な選手の活躍が見られるだろうとした。（STATS-AP）

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