ウォリアーズ、“数の力”でキャブスに先勝 「お互いを信頼し戦う」
現地2日、ゴールデンステイト・ウォリアーズとクリーブランド・キャバリアーズによるNBAファイナル初戦が行われ、ホームのウォリアーズが104対89で勝利。“スプラッシュブラザーズ”が合計20得点に抑え込まれながらも、ベンチメンバーが奮起し、2年連続のリーグ制覇に向かい、好スタートを切った。
試合は、第3Q終盤にリードチェンジを繰り返す一進一退の攻防となったが、アンドレ・イグダーラのスリーポイントシュートなどでウォリアーズが流れを引き寄せ、6点リードで第4Qへ。そして、ベンチメンバーの奮起を原動力に開始から8対0のランを仕掛けると、残り5分44秒にはイグダーラがダンクシュートを決め、20点のリードを奪った。さらに、残り2分54秒からはステフィン・カリーとクレイ・トンプソンの“スプラッシュブラザーズ”による連続スリーポイントシュートがさく裂し、勝利を大きく引き寄せた。
ウォリアーズは、控え選手の得点で45対10とキャブスを圧倒。ショーン・リビングストンが、プレーオフ自己ベストの20得点、イグダーラが12得点を記録した。先発メンバーでは、ドレイモンド・グリーンが16得点、11リバウンド、ハリソン・バーンズが13得点。カリーは11得点、トンプソンは9得点にとどまった。
この日、ウォリアーズのスローガン「Strength in Numbers（数の力）」と書かれたTシャツを着たファンで埋め尽くされたオラクル・アリーナ。リビングストンは試合後、「これが俺たちのモットー。この言葉を信じている。お互いをフォローし、お互いを信頼し、戦う」とコメントした。
また、スティーブ・カーHCは、「これは良い兆候だ。2人の主力選手が爆発しなくても、ファイナルの試合で勝つことができるということ。しかし、我々にとってはそれほどサプライズではない。これが、ここ2年間のうちのチームだ」と語り、選手層の厚さに自信を示した。
一方、キャブスはレブロン・ジェームズが23得点、12リバウンド、9アシストと、トリプルダブル級の活躍でチームをけん引。カイリー・アービングが26得点、ケビン・ラブも17得点、13リバウンドの成績だった。
タイロン・ルーHCは、カリーとトンプソンに対するディフェンスは素晴らしかったとしながらも、相手のベンチが良かったと説明。「我々は作戦を練り直さなければ。ベンチメンバーを封じる方法を考えなければならない」と述べた。
第2戦も引き続き、ウォリアーズの本拠地オラクル・アリーナで5日に行われる。（STATS-AP）
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