2年連続のNBAファイナル進出を決めたクリーブランド・キャバリアーズのレブロン・ジェームズが、チームが健康を保ってプレーオフを戦えていることに感謝した。

　キャブスは昨年、ケビン・ラブが左肩を痛めプレーオフ1回戦で離脱、カイリー・アービングはポストシーズンを通じて左ひざの故障に悩まされた。レブロンの孤軍奮闘も及ばず、NBAファイナルでゴールデンステイト・ウォリアーズに第6戦で敗れる苦渋を味わった。

　しかし今年は、トロント・ラプターズを破りNBAファイナル進出を決めた現地27日のイースタンカンファレンス決勝第6戦で、レブロンが33得点、ラブが20得点、12リバウンド、アービングが30得点と、“ビッグ3”がそろって活躍。大きなケガもなく、万全のコンディションでNBAファイナルに臨めることとなった。

　レブロンは第6戦後のインタビューで、昨年とは違った感情があると感極まった様子で話し、「昨年は個人的にはファイナル進出をそんなに喜んでなかった。ケビンはシーズン終了となり、カイリーは1回戦からずっとケガに苦しんでいたから、いろいろな感情があった」と当時の心境を打ち明けた。

　その一方で「でも彼らが今、万全の状態でプレーでき、我々はフルメンバーで戦えている。この瞬間に感謝している。みんなとプレーオフに戻れることを嬉しく思う」とコメント。さらに、「2人（ラブとアービング）がいなければファイナル進出はなかった。これまでの3ラウンドを通じてハイレベルのプレーができていたのは、彼らのおかげだ。2人はこの瞬間を味わうために、チャレンジを受け入れたんだ」と、ラブとアービングの貢献を絶賛した。

　キャブスは、6月2日から始まるNBAファイナルで、ウォリアーズ対オクラホマシティ・サンダーの勝者と対戦する。（STATS-AP）

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