ウォリアーズ逆王手！ K.トンプソンがスリー11本のPO記録
ウェスタンカンファレンス第1シードのゴールデンステイト・ウォリアーズは現地28日、敵地チェサピーク･エナジー・アリーナで行われたカンファレンス決勝第6戦で第3シードのオクラホマシティ・サンダーに108対101で逆転勝ちし、シリーズ3勝3敗と逆王手をかけた。
ウォリアーズは、クレイ・トンプソンがプレーオフ記録となる11本のスリーポイントシュートを沈め41得点と爆発。シーズンMVPのステフィン・カリーは、尻上がりに調子を上げ、29得点、10リバウンド、9アシストとトリプルダブル級の活躍でチームを引っ張った。
リーグ史上9チームしか成し遂げていない1勝3敗からのシリーズ逆転を狙うウォリアーズは、第3戦と第4戦でサンダーに圧倒された敵地で、44本中21本の長距離砲をさく裂。8点ビハインドで迎えた第4Q残り2分48秒、カリーのスリーで99対99と同点に追いつくと、トンプソンのスリーで残り1分半に104対101と勝ち越しに成功し、そのまま逃げきった。
第4Qだけで19得点を挙げ勝利の立役者となったトンプソンは、第4Q開始前にカリーから「お前の時間だ」と言われたことを明かすと、「お前のショーを披露して楽しめよ、という言葉を胸に刻み、とにかく積極的に攻めようと思った」とコメント。「チームのみんなを誇りに思う。試合を通じてほとんど追う展開だったが、僕らは諦めなかった」と語った。
レギュラーシーズンにリーグ記録の73勝をマークしたウォリアーズは30日、本拠地オラクル・アリーナでサンダーを迎え撃つ。第7戦の勝者が、NBAファイナルで東の王者クリーブランド・キャバリアーズと対戦する。
サンダーは、ケビン・デュラントが29得点、ラッセル・ウェストブルックが28得点をマーク。しかし、フィールドゴール（FG）成功は、デュラントが31本中10本、ウェストブルックが27本中10本と、効率良く攻めることができなかった。
プレーオフに入ってから改善されていた第4Qの失速癖が再び顔を出し、勝負どころの第4Q残り2分55秒から6ターンオーバーを記録。ウェストブルックは残り55秒で3ターンオーバーを喫した。
サンダーのビリー・ドノバンHCは、「終盤に少し停滞してしまったと思う」と、正念場で踏ん張れなかったことが響いたと肩を落とした。（STATS-AP）
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