ともにキャブスをけん引したレブロン（左）とK.アービング（右）。（写真提供：Getty Images）

　イースタンカンファレンス第1シードのクリーブランド・キャバリアーズは現地17日、地元で第2シードのトロント・ラプターズとカンファレンス決勝第1戦を行い、115対84で圧勝。ポストシーズンでのチーム新記録となる31点差での勝利で、今プレーオフを無傷の9連勝とした。

　キャブスは、レブロン・ジェームズが第3Qまでの出場で24得点をマーク。フィールドゴール（FG）を試合開始から9本連続で決めるなど、13本中11本の成功と絶好調だった。ケガのため昨シーズンはプレーオフ途中で戦列を離れたカイリー・アービングとケビン・ラブも、それぞれ27得点、14得点で勝利に貢献した。

　カンファレンス決勝進出を早々に決め休養十分のキャブスは、前半に66.7％のFG成功率で得点を量産。第2Qを33対16と圧倒すると、ハーフタイムの時点で66対44とラプターズから大量リードを奪った。プレーオフ9戦全勝は、2012年にサンアントニオ・スパーズが10連勝を達成して以来。

　52年間メジャースポーツのタイトルから遠ざかっているクリーブランドに優勝トロフィーをもたらすまで、キャブスはすでに半分以上の道のりをやってきたが、レブロンに満足する様子はない。

　レブロンは「これで満足している選手はチームにはいないと思う。我々には目標があり、その目標は9勝することではない。これまでに9試合で勝ったことはあるし、14勝をしたこともある。この先に困難も待ち受けているはずだ」と語った。

　一方、マイアミ・ヒートとのカンファレンス準決勝が第7戦までもつれ、中1日でこの試合に臨んだラプターズは、デマー・デローザンが18得点、ビズマック・ビオンボが12得点の成績。カイル・ラウリーはわずか8得点にとどまった。

　なお、シリーズ第2戦は引き続きクリーブランドで19日に行われる。（STATS-AP）

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