オクラホマシティ・サンダーのセンター、スティーブン・アダムズが現地17日、ゴールデンステイト・ウォリアーズのガード選手を「すばしっこい小猿（quick little monkeys）」と表現したことを謝罪した。

　アダムズの問題発言は、前日に行われたゴールデンステイト・ウォリアーズとのウェスタンカンファレンス決勝第1戦の試合後、コート上でのインタビューで語られたもの。「それについては既にお詫びしている。謝罪を重ねても十分に謝ることはできない。今はプレーオフに集中して前に進もうとしている。もちろん間違いだったが、その結果を受け入れるしかない」と、反省している様子だった。

　ピッツバーグ大進学のため2012年にニュージーランドから米国にやってきた同選手は、先に行われた『USAトゥデイスポーツ』の取材で自らの発言を謝罪すると、母国とは言葉の使い方が違うため、間違った言葉の選択をしてしまったと釈明していた。

　ニュージーランドでは、子どものばかげた行動を表現するときに“little monkey”という言い回しがよく使われる。大人に対してはあまり使われないが、一般的に侮辱にはあたらないと考えられている。一方で米国では、人種差別的に無神経な用語として広くタブーとされている。

　アダムズは発言の真意について、「ウォリアーズのガードの選手を追い掛けるのがいかに難しいことかを表現しようとした」と説明。「言葉が違うし、表現の仕方が違う。国が違えば言葉の意味が異なってとられることがある。今はまだ境界線を学んでいるところだが、今日の発言はそれを越えてしまった」と語った。（STATS-AP）

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