35得点を挙げるなどしてチームをけん引したK.ラウリー。（写真提供：Getty Images）

　現地15日、イースタンカンファレンス第2シードのトロント・ラプターズと第3シードのマイアミ・ヒートによるカンファレンス準決勝第7戦が行われ、ホームのラプターズが116対89で快勝。フランチャイズ初のカンファレンス決勝進出を果たした。

　ラプターズは今シリーズ苦戦することの多かったカイル・ラウリーとデマー・デローザンのバックコートコンビが躍動した。ラウリーはフィールドゴール（FG）20本中11本、スリーポイントシュート7本中5本を決めて35得点、9アシスト、7リバウンドを記録。デローザンはFG29本中12本の成功で28得点、8リバウンドをマークした。

　ラプターズのドウェイン・ケイシーHCは「カイルとデマーのことは1度も疑わなかった。彼らはオースター選手であり、今日はそのようにプレーしてくれたし、チームを引っ張った」とコメント。デローザンは「このフランチャイズ、この国には次のステップに進むに価する」と語った。

　ラプターズではこのほかにもビズマック・ビオンボが17得点、16リバウンド、デマーレイ・キャロルは14得点、パトリック・パターソンも11得点、11リバウンドと先発全員が2ケタ得点。1回戦に続き、第7戦を制しての勝ち上がりとなった。

　ヒートではドウェイン・ウェイドとゴラン・ドラギッチが16得点ずつ。2シリーズ連続での2勝3敗からの逆転はならず、ウェイドは「全力を尽くしたが、あと一歩届かなかった」とコメント。「来季以降は、過去2年のように大事な選手を失ったりする不運に見舞われなければいいが」とクリス・ボッシュ、ハッサン・ホワイトサイドらの戦線離脱を悔やんだ。

　なお、ラプターズとクリーブランド・キャバリアーズによるイースタンカンファレンス決勝第1戦は、17日にキャブスの本拠地クイックン・ローンズ・アリーナで行われる。（STATS-AP）

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