イースタンカンファレンス第7シードのインディアナ・ペイサーズは現地23日、ホームで第2シードのトロント・ラプターズを100対83で退け、シリーズ2勝2敗のタイに戻した。

　ラインナップを修正し、攻守に勢いを取り戻したペイサーズは、試合開始から7点を先取すると、スリーポイントシュートを畳みかけ、前半に早くも25点リードを奪った。そして、57対42で迎えた後半は、ラプターズを11点差以内に近づけず、第3戦に地元で敗れた雪辱を果たした。

　ジョージ・ヒルが11本中9本のフィールドゴール（FG）成功で22得点、イアン・マヒンミもキャリアハイの22得点、いずれもプレーオフでの自己最多となる10リバウンド、5アシストと奮起。ポール・ジョージが19得点をマークした。また今シリーズで初めて、リバウンド数がラプターズを上回った。

　ジョージは、「第3戦の敗戦を受けて、こういう戦い方をしたいと思っていたんだ」とコメント。ペイサーズのフランク・ボーゲルHCも、「試合開始から選手たちがお互いのためにプレーをしていた」と、第4戦で躍動した選手たちの戦いぶりをたたえた。

　敗れたラプターズは、ヨナス・バランチュナスが16得点、今シリーズ最低の6リバウンド、カイル・ラウリーとデマーレイ・キャロルがそれぞれ12得点を記録。スランプから抜け出せないデマー・デローザンは8得点だった。

　ラプターズの前には再びプレーオフの魔物が現れ、ラウリーとデローザンのオールスターガードコンビは、2人合わせたFG成功数が27本中わずか8本、スリーは7本全て失敗。リズムに乗れず、チームを勝利に導くことができかなかった。

　ラウリーは、「今日の試合を教訓に、もっといいプレーができるようにならないといけない」と、次戦での復調を心に誓った。

　なお、第5戦はラプターズの本拠地エア・カナダ・センターで26日に行われる。（STATS-AP）

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