ゴールデンステイト・ウォリアーズは現地9日、敵地でメンフィス・グリズリーズに100対99で辛くも勝利。今季71勝9敗とし、マイケル・ジョーダン擁する1995-96シーズンのシカゴ・ブルズが持つ、1シーズンのリーグ最多勝利記録まであと1勝に迫った。

　ウォリアーズは、敵地で今季33勝目を挙げ、当時のブルズが持つ1シーズンのロード勝利数に肩を並べた。翌10日も敵地に乗り込み、サンアントニオ・スパーズと対戦。これに勝利すれば、ブルズのシーズン最多勝利記録（72勝）に到達する。ただし、ウォリアーズはスパーズの本拠地AT&Tセンターで33連敗中と相性が悪い。

　試合はリードチェンジ18回、同点13回と両者一歩も譲らぬ展開となったが、第4Q序盤にグリズリーズが10点リードとして一歩抜け出した。しかし、ウォリアーズが18対7のランで追い上げ、残り1分40秒にハリソン・バーンズのスリーポイントシュートで98対97と勝ち越す。

　グリズリーズにフリースロー2本を決められ、98対99のビハインドで迎えた残り1分には、ドレイモンド・グリーンがティップインシュートに成功。直後の判定でインターフェアを取られたが、ビデオによる検証でカウントが認められ、100対99と再びリードを手にする。グリズリーズは最後の攻撃で、ランス・スティーブンソンが2本のシュートに失敗。残り0.8秒の場面でコート外に出たボールは、ビデオ判定でウォリアーズボールとなり、勝負が決まった。

　ウォリアーズは、グリーンが23得点、11リバウンド。クレイ・トンプソンが20得点、ステフィン・カリーが17得点、バーンズが14得点をマークした。ウォリアーズが1点差で試合を制するのは今季初めて。

　グリーンは、「自分のことをみんなに勝者として覚えてもらいたい」とコメント。カリーは、「この試合は自分たちにとって多くの意味を持つ。大きな勝利だ」と、リーグ記録更新となる73勝を見据えた。

　グリズリーズは、マット・バーンズが24得点、15リバウンド、ビンス・カーターが15得点、スティーブンソンが13得点を記録した。ザック・ランドルフは12得点をマークしたが、19本中6本のフィールドゴール（FG）成功と苦戦。チーム全体でもFG成功率38.5％と、オフェンスが不調だった。（STATS-AP）

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