最後までバスケットへの真摯な姿勢を崩さないコービー（左）。（写真提供：Getty Images）

　現地6日に行われたロサンゼルス・クリッパーズ対ロサンゼルス・レイカーズのLA対決は、ディアンドレ・ジョーダンとJJ・レディックがそれぞれ15得点をマークし、クリッパーズが91対81で勝利を収めた。

　レイカーズは、今季限りでの引退を表明しているコービー・ブライアントにとって、最後から2番目となるステープルズ・センターでの試合を落とし、球団ワーストの今季62敗目（16勝）を喫した。コービーは前日の同カードの対戦では6得点だったが、この日はチーム最多の17得点を記録。20年のキャリアを締めくくるラストホームゲームは、13日のユタ・ジャズ戦となる。

　コービーは、第4Q残り4分50秒にコートに戻ったが、追加点は決められず。試合終了直前にベンチに下がる際には、会場からスタンディングオベーションと「コービー」コールの大合唱が贈られた。コービーは、「すごく伝わってきた、本当に素晴らしかったよ」と、ファンへの感謝を口にした。

　クリッパーズのクリス・ポールは、勝敗が決した後もシュートを打ち続けるコービーについて、「誰もがやれることではない」とコメント。「（クリッパーズに）ドリブルをさせて、やりすごすこともできた。でもそれだけ、競うことが好きだということなんだよ」と、コービーのバスケットボールに対する真摯な姿勢を称賛した。

　クリッパーズは、ブレイク・グリフィンとポールがともに第3Qまでの出場で13得点。73対61の12点リードで迎えた第4Qは先発陣を温存した。またオースティン・リバース、ジャマール・クロフォード、ウェスリー・ジョンソンが休養で欠場したが、ピンチを招くことなく、LA対決の連勝を11に更新した。

　レイカーズは、ジョーダン・クラークソンが13得点、ジュリアス・ランドルがキャリアハイの20リバウンドを記録。3連敗となり、直近8試合で7敗目を喫した。（STATS-AP）

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