現地17日、NBAとNBA選手会が今年のモラトリアム期間（FAやトレード等の契約禁止期間）を5日間短縮することで合意したことが明らかとなった。

　来オフのモラトリアム期間は当初、7月11日までとなっていた。関係者によると、同7日午前0時1分からフリーエージェント（FA）との契約やトレードを正式に成立させることができるようになるとのこと。

　FAが解禁となる7月1日から、球団と選手は交渉を行うことが可能だが、正式契約は禁じられている。今回、モラトリアム期間の日数が短縮されることで、より迅速な契約締結が見込まれているという。この決定の背景には、昨オフのディアンドレ・ジョーダンをめぐる騒動があるようだ。

　昨年7月、ロサンゼルス・クリッパーズからFAとなったジョーダンは、ダラス・マーベリックスと口頭による契約合意に至った。しかし、モラトリアム期間が明ける直前に移籍を思い直し、結局はクリッパーズ残留を選択。そのことが大きな騒動に発展していた。

　なお、今季終了後には、ケビン・デュラント（サンダー）、レブロン・ジェームズ（キャバリアーズ）、ドウェイン・ウェイド（ヒート）、アル・ホーフォード（ホークス）、パウ・ガソル（ブルズ）など、そうそうたる顔ぶれがFAになる予定となっている。（STATS-AP）

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