途中出場ながら25得点、23リバウンドの活躍を見せたH.ホワイトサイド（右）。（写真提供：Getty Images）

　マイアミ・ヒートは現地20日、ホームでワシントン・ウィザーズと対戦し、114対94で圧勝。出場停止処分明けのハッサン・ホワイトサイドが、途中出場ながら25得点、23リバウンドと大暴れした。

　ホワイトサイドは、9日のサンアントニオ・スパーズ戦で相手チームのボバン・マルシャノビッチにエルボーを見舞ったとして、1試合の出場停止処分を受けていた。「ここに戻ってくるのが待ちきれなかった。自分は完璧な人間ではない。この経験を教訓にして、これからも学んでいくよ」と語っている。

　ベンチから出場した選手が20得点、20リバウンド以上を記録するのは、リーグ史上11例目の快挙。ホワイトサイドが同記録を達成したのはキャリア2度目で、昨年2月4日のミネソタ・ティンバーウルブズ戦で、この時は先発として24得点、20リバウンドをマークした。

　試合開始から15対5の好スタートを切ったヒートは、ホワイトサイドの3点プレーとレイアップシュートで第2Qに50対30と大量リードを奪った。59対44で迎えた後半も終始2ケタリードを保ち、試合の主導権をウィザーズに渡さなかった。

　ほかにも、ルオル・デンが27得点、10リバウンド、ゴラン・ドラギッチが今季最多の24得点、8アシスト、7リバウンドをマーク。左脚に血栓が見つかったクリス・ボッシュの不在に加え、ドウェイン・ウェイドも左ひざ痛で欠場した。

　ヒートのエリック・スポールストラHCは試合前、ウェイドが同日にMRI検査を受け、異常なしとの診断を受けたとコメント。「出場はその日の状態次第となる。彼はすでに回復し始めている」と、深刻な故障ではないと説明した。

　敗れたウィザーズは、ブラッドリー・ビールが19得点の成績。3連戦の最終日で、ユタ・ジャズ戦、デトロイト・ピストンズ戦に続く勝利を狙ったが、早々に2ケタリードを奪われてしまった。（STATS-AP）

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