ロサンゼルス・レイカーズのコービー・ブライアントは現地21日、10年前に81得点を挙げた試合を振り返り、「神秘的な日だった」と語った。

　コービーが、NBA史上2位となる81得点をマークしたのは、2006年1月22日のトロント・ラプターズ戦。スリーポイントシュート7本を含む、フィールドゴール46本中28本を決め、フリースローは20本中18本に成功。後半だけで55点を記録し、レイカーズを122対104の勝利に導いた。

　コービーは、その日ひざに痛みがあったと明かし、試合中のできごとに関しては「何度も頭の中で思い起こしてみたが、説明のしようがない」とコメント。そして、「試合の基礎的な要因や、トレーニングなら説明できるが、こういうことが起きるときは、何か神秘的なものがある」と話した。

　また、ひざの痛みについては、前日に娘の3歳の誕生日パーティーがあり、「ピザを食べ、グレープソーダを飲んだ。冗談抜きで、試合前にもハンバーガーやフライドポテトまで食べたからかな」と笑いながら語っている。また、「非常にひざが痛かった。だから、なんとかしようとした結果だったのかもしれない」と振り返った。

　今季限りでの引退を表明している、37歳のコービー。「時が流れる速さには驚くばかりだ。もう10年も経ったなんて信じられない。娘は13歳になろうとしている。腕の中におさまるほど小さかった赤ん坊が、いまやもう思春期だよ」と感慨深げにしめくくった。（STATS-AP）

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