現地17日のオクラホマシティ・サンダー対クリーブランド・キャバリアーズ戦を観戦中にレブロン・ジェームズに衝突された世界ランク2位のゴルファー、ジェイソン・デイの妻エリーさんが18日、脳震とうの症状に悩まされているものの、無事であることを報告した。

　身長203センチ、体重114キロと屈強な肉体を持つレブロンは、第4Qにルーズボールを追い掛けた際、最前列で観戦していたエリーさんと衝突。エリーさんは頭部を固定され担架で会場を後にすると、病院に搬送されたが、18日朝に退院している。

　デイの代理人は18日に声明を発表し、エリーさんは「ゆっくり休んでおり、連絡をくれた友人たちや心配をしてくれた方々に感謝している」と明かした。またエリーさんが「レブロンは自分の仕事をしただけ。ゴー、キャブス」と語っていることも伝えた。

　11月11日に第2子を出産したばかりのエリーさんも同日、「まずは、私は大丈夫よ!!」とツイッターで自ら報告。頭と首を強く打ったとし、「体全体がトラックにぶつかられたような感じだわ」とその時の衝撃を表現した。

　また、「午前2時まで、ボールが自分に向かって来たことを思い出せなかった。記憶がぼんやりしていた」と、脳震とうの症状が現れたとした一方、医師や救急医療スタッフ、キャブスの球団に感謝の意を表した。

　レブロンは、同試合で33得点をマークするなどトリプルダブル級の活躍で勝利に貢献したが、試合後には「自分にとって、彼女の健康が最も重要。彼女が元気になることを願っている」とコメント。「今は良くなったと聞いている。相手ボールにならないよう、ルーズボールを追った結果、あのようなことになってしまって大変申し訳なく思う」と述べていた。（STATS-AP）

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