試合後に健闘をたたえ合うコービーとJ.オカフォー。（写真提供：Getty Images）

　フィラデルフィア・セブンティシクサーズは現地1日、ホームでロサンゼルス・レイカーズに103対91で勝利を収め、今季初白星（1勝18敗）を飾った。

　シクサーズは、昨シーズンの3月25日のデンバー・ナゲッツ戦以来の勝利。同チームは、米国4大プロスポーツ史上ワーストの28連敗、開幕からは2009-10シーズンにニュージャージー（現ブルックリン）・ネッツが記録した18連敗に並んでいた。

　フォワードのナーレンズ・ノエルは、「やっとだよ」と安堵のコメント。シクサーズのブレット・ブラウンHCは、「この街にために勝てて良かった。いつまでも連敗を続けたくなかった」と、黒星に歯止めをかけたことを喜んだ。

　試合は、2日前に今季終了後に20年のキャリアに終止符を打つことを表明したレイカーズのコービー・ブライアントが、ティップオフ直後から立て続けにスリーポイントシュートを3本成功。コービーの故郷での最後の雄姿を見るために集まった、2万510人の観客からは「M-V-P!」の大合唱が沸き起こった。

　しかし、50対58とビハインドで後半へ折り返したシクサーズが、第3Qに逆転し、5点リードで第4Qに突入。ルーキーのジャリル・オカフォーのレイアップシュートで94対80とリードを広げると、地元ファンは今度は“Beat L.A.!（LAを倒せ）”コール。その声援の後押しを受け、最後までリードを守り切った。

　シクサーズは、ロバート・コビントンが23得点、ジェレミ・グラントとノエルがともに14得点をマークした。

　一方、コービーはこの日、4本のスリーを沈めたが、フィールドゴール（FG）は26本中7本の成功で20得点。“さよならツアー”の最初の地となった故郷で、まるでシクサーズのレジェンドのような扱いを受けたことについて、「このような熱烈な歓迎を受けるとは思ってもいなかった。深く感謝している。本当に特別な時間だった」と語った。（STATS-AP）

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