成績不振により解任されたK.マクヘイルHC。（写真提供：Getty Images）

　ヒューストン・ロケッツは現地18日、成績不振を理由に、就任5年目のケビン・マクヘイルHCを解任した。

　ロケッツは昨シーズン、18年ぶりのウェスタンカンファレンス決勝に進出し、今季はさらなる飛躍が期待されたが、開幕から4勝7敗（前日時点）と低迷していた。7敗中3敗が20点差以上の大敗、2敗が12点以上の黒星と、ほとんどが2ケタ差をつけられた敗戦となっていた。

　ロケッツのダリル・モーリーGMは、「チームがマクヘイルHCに応えていなかったため、非情な決定を下すしかなかった」と、苦渋の決断であったことを明かしている。そして、「早急である必要があった。強豪ひしめくウェスタンカンファレンスでは、悠長に立て直しをしているわけにいかない」と語った。

　現役時代はボストン・セルティックスで活躍し、1999年に殿堂入りを果たしているマクヘイルHC。昨季は56勝26敗をマークし、ウェスタンカンファレンス決勝で王者ゴールデンステイト・ウォリアーズの前に敗退した。2011年の監督就任から、通算193勝130敗の成績を残している。

　なお、新監督が決まるまでは、アシスタントコーチのJB・ビッカースタッフ氏が暫定的に指揮を執る。

　マクヘイルHCの電撃解雇から数時間後に本拠地で行われたポートランド・トレイルブレイザーズ戦は、延長戦の末、ロケッツが108対103で勝利。連敗を4で止めた。

　第4Q残り0.9秒にコーリー・ブリュワーが同点のスリーポイントシュートを決めると、延長戦ではジェームズ・ハーデンがチームの全9得点を一人で稼ぎ、勝利に導いた。ハーデンは45得点、11アシスト、8リバウンド、5スティールをマークした。（STATS-AP）

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