ニューオーリンズ・ペリカンズは現地10日、本拠地でダラス・マーベリックスに120対105で快勝。アンソニー・デイビスが右股関節打撲のため前半で負傷退場となったが、後半もピンチを招くことなく待望の今季初白星（1勝6敗）を挙げた。

　ペリカンズは、前半だけで17得点をマークしたデイビスの活躍を原動力に、58対40の18点リードでハーフタイムに突入。予防措置として大黒柱を温存した後半も14点以上のリードを守り、余裕の試合運びで勝利した。

　ペリカンズのアルビン・ジェントリーHCは、デイビスの負傷について、第2Qにひざで蹴られ、脚の付け根内側か裏側を痛めたが、詳しいことはまだ分からないとコメント。アトランタ遠征前に精密検査を受けるという。なお、試合会場で行ったレントゲン検査では異常は見られなかった。

　すでに主力に故障者が続出しているペリカンズを率いるジェントリーHCは、「できることは2つのうち1つ。前に進んでプレーをし、最善を尽くすこと。もしくは、何もせずに落ち込んで、残念会を開くことだ。しかし、我々にはそんな時間はない」と述べ、限られたロースターで勝利の道を探っていくと意気込んだ。

　ライアン・アンダーソンが25得点、11リバウンド、イシュマエル・スミスは17得点、12アシストでキャリア初のダブルダブルを記録。エリック・ゴードンが17得点をマークした。この試合ではスリーポイントシュートが大当たりし、チーム全体で33本中14本を沈めた。

　マブス（3勝4敗）は、ダーク・ノビツキーが18得点の成績。第2Q中盤にザザ・パチューリアのシュートでペリカンズに36対37と1点差に追いついたが、そこから18点連取を許してしまった。スリーポイントシュートは20本中わずか5本の成功と、外からの攻撃が不調だった。（STATS-AP）

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