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ニューヨーク・ニックスのカーメロ・アンソニーは、リーグのトッププレーヤーでありながら、2シーズン連続でプレーオフ進出を逃した。再建中のニックスは、2015-16シーズンも優勝を狙える状況にはないが、アンソニーはチームに対し我慢強い姿勢を維持している。
プロ入りから10シーズン連続でプレーオフ進出を果たしていたアンソニーだが、ニックスが昨季リーグワースト2位の成績で終わった後も、意気消沈している様子はない。また、少なくとも公には、戦力を補強するようフロントに強く出たということもない。
ベテランの一流プレーヤーで、チーム再建に関心のある選手は、ほとんどいない。過去にはロサンゼルス・レイカーズのコービー・ブライアントやマイアミ・ヒートのドウェイン・ウェイドが、チームに対し公然と戦力補強を要求。コービーは2年ほど前に、自らを手本にするようアンソニーにアドバイスしたことを明かしている。
しかし、アンソニーはコービーの真似をすることはできないという。「単に自分はそういう人間だから」とコメントすると、「しびれを切らし、自分ではどうすることもできないことに怒ったりするのは難しい。自分がコントロールできるのは、コートの上で起こることだけだ」と、自らの考え方を述べた。
さらに、アンソニーは「みんなは信じないかもしれないが、ニックスは優勝を目指してプレーをしている。目指すゴールは常にそこにある」と力強く語った。(STATS-AP)