ウルブズが元ドラ1位A.ベネットをウェイブ、365万ドルでバイアウト
2015-09-24
ミネソタ・ティンバーウルブズは現地23日、元ドラフト全体1位指名のアンソニー・ベネットとバイアウト（契約買取）で合意し、ウェイブ（契約解除）した。チームからの発表はないが、バイアウトの金額は365万ドル（約4億4000万円）だという。
2013年ドラフトでクリーブランド・キャバリアーズからまさかの全体1位指名を受けたフォワードのベネットは、2014年8月に行われたトレードでウルブズに移籍。キャリア最初の2シーズンは期待外れに終わったが、カナダ代表として出場した今オフのFIBAアメリカ選手権では活躍を見せたという。そして、より多くの出場時間を求めて他チームへの移籍を希望し、ベネット側からウルブズに解雇を要請していた。
ウルブズのミルト・ニュートンGMは、チームを通じて発表した声明で「陣容を考えると、最も層が厚いポジションはパワーフォワードだろう」とコメント。「今回の決定で、我々はロースターのバランスを整えることができたし、アンソニーもNBAで新たなチャンスをつかむことができる」と述べた一方で、同選手が国際大会で活躍しただけに今回の決断は簡単なものではなかったと明かした。
なお、サラリーキャップにベネットを受け入れる余裕があるポートランド・トレイルブレイザーズかフィラデルフィア・セブンティシクサーズがウェイバー公示期間中に獲得へ乗り出せば、ベネットは今季の年俸580万ドル（約7億円）を全て受け取ることができる。
しかし、ウェイバー公示期間が明け、フリーエージェントとなった場合は、年俸94万7000ドル（約1億1000万円）のミニマムサラリーで契約を結ばなければならない可能性がある。（STATS-AP）
