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NBAは現地1日、南アフリカ共和国のヨハネスブルクでアフリカ大陸初のNBAエキシビジョンゲームを開催。アフリカ出身の選手とアフリカにルーツを持つ選手からなるチーム・アフリカ、それ以外の国の選手からなるチーム・ワールドの対抗戦で行われた。
NBA史上初の“アフリカゲーム”は、ティップオフ直後にカメルーン出身のルーク・バー・ア・ムーテがダンクシュートを披露し、チーム・アフリカが先制。前半はリラックスムードで進んだが、後半に入るとチーム・ワールドがギアを上げ、第4Qに14対0のランを見せて逆転に成功した。チーム・ワールドはそのまま逃げ切り、101対97でチーム・アフリカを制している。
チーム・ワールドは、ブラッドリー・ビール(ウィザーズ)が18得点、キャプテンを務めたクリス・ポール(クリッパーズ)は12得点をマーク。一方のチーム・アフリカは、ヤニス・アンテトクンポ(バックス)が22得点、チームキャプテンのルオル・デン(ヒート)は20得点を記録した。
南スーダン出身のデンは「自分が子どもの頃はNBA選手に会う方法などなかったし、NBAを見ることもできなかった。アフリカでプレーをするチームの一員として戻ってくるなんて、本当に夢のようだ」とコメント。チーム・アフリカのボリス・ディーオウ(スパーズ)も「すばらしい経験をさせてもらった。この大陸を代表することをとても誇りに思う」と語っている。
また、この試合の第2Qには、アフリカ出身のアキーム・オラジュワン氏とディケンベ・ムトンボ氏の両レジェンドが、現役当時のユニフォーム姿で飛び入り参加。52歳のオラジュワン氏が、その代名詞である“ドリームシェイク”を披露すると、現役のNBAスター選手もベンチから飛び上がって大喜びした。
ポールは、「忘れられない経験になった。ドリーム(オラジュワン氏の愛称)にも言ったが、今の年齢であの動きができるということは、現役時代の彼は想像もできないよ」と脱帽していた。(STATS-AP)