クリッパーズと再契約のD.ジョーダン「残留が最善の決断だと分かった」
ダラス・マーベリックスとの契約合意を土壇場で翻し、ロサンゼルス・クリッパーズと再契約を結んだセンターのデアンドレ・ジョーダンが現地21日、本拠地のステープルズ・センターで、新加入のポール・ピアース、ジョシュ・スミスらと会見に臨んだ。
今オフにクリッパーズからフリーエージェント（FA）になったジョーダンは、マブスとの口頭合意を覆し、プロ入りから7シーズンを過ごしている古巣と4年8760万ドル（約108億4000万円）で再契約。FAとの契約が解禁となる数時間前にクリッパーズの主力選手一行がヒューストンの自宅を訪れ、説得に当たったことなども話題となった。
ジョーダンは、移籍騒動を起こすつもりはなかったが、マブスとの合意の後で決断を後悔してしまったと当時の心境を明かした。「最初はマブスで新しいスタートが切れると思ったんだ。より重要な役割と、より大きな責任を求めていたし、その挑戦を受ける準備はできていた。でも落ち着いて考えたときに、クリッパーズの一員であることが自分にとって最善の決断だと分かったんだ」と語った。
ジョーダンは、2シーズン連続でリーグトップのリバウンド数とフィールドゴール（FG）成功率を記録し、チームの4年連続のプレーオフ進出に貢献。しかし、常にクリス・ポールとブレイク・グリフィンのオールスターコンビに続くオプションであったことが、移籍に気持ちが傾く要因となったとされている。
特にポールとは確執がささやかれていたが、ジョーダンは「クリスのことは大好きだよ」とウワサを一蹴。「彼はチームのカルチャーを変えた。コート上ではお互いが感情的になっているのでケンカをしてるみたいに見えるかもしれないが、結局はチームのためにベストなことをしようとしているだけ」と、語った。
クリッパーズは同日、ジョーダンの他、再契約を結んだオースティン・リバース、ピアース、スミス、ウェズリー・ジョンソン、コール・オルドリッチ、ルーキーのブランデン・ドーソンの新メンバー5選手のお披露目も行った。（STATS-AP）
