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昨季のリーグ王者ゴールデンステイト・ウォリアーズが現地7日、ボストン・セルティックスとのトレードに合意したことが、関係者の話でわかった。元オールスターフォワードのデイビッド・リー(32歳)をセルティックスに放出し、ジェラルド・ウォーレス(32歳)を獲得する。
ウォリアーズは今オフ、ラグジュアリー・タックス(年俸総額超過に伴う課徴金)を抑えるため、2015-16シーズンの年俸が1540万ドル(約18億8000万円)のリーを手放すことを検討していた。なお、モラトリアム期間(FAやトレード等の契約禁止期間)が明ける9日までトレードは正式に成立しない。
左ハムストリング負傷で開幕から出遅れたリーは、昨季のディフェンシブ・プレーヤー・オブ・ザ・イヤー(最優秀守備選手賞)投票で2位につけたドレイモンド・グリーンの台頭により先発の座を奪われ、チームでの役割が減少。プレータイムはキャリア最低、得点もルーキーイヤー以来ワーストの1試合平均7.9得点にとどまっていた。
すでにウォリアーズと5年契約に合意しているグリーンは、先発を外れた後も不平を言わずチームプレーに徹したリーのトレードを受け、自身のツイッターを更新。「ビジネスの最悪の側面を見た」としながらも、リーの健闘を祈っていると述べるとともに、感謝の言葉を綴った。
一方、ウォリアーズに加入したウォーレスが新天地ではどのような役割を任されるかは不明。シャーロット・ボブキャッツ(現ホーネッツ)に在籍していた2010年にオールスター選出を果たしたウォーレスだが、昨季はセルティックスで32試合に出場し、平均8.9分のプレータイムで1.1得点と低迷していた。(STATS-AP)