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マイアミ・ヒートのドウェイン・ウェイドが現地29日、2015-16シーズンの1610万ドル(約19億7000万円)のプレーヤーオプションを破棄することを広報担当を通じて発表。ヒート史上、もっとも成功を収めたプレーヤーが退団する可能性が出てきた。
プロ入りからヒート一筋のウェイドは、チームの3度の優勝すべてに貢献。NBAでの12シーズンのうち11シーズンでオールスター出場を果たしており、通算出場試合数、通算得点、通算アシスト数、通算スティール数など様々な部門でチーム歴代1位の記録を保持している。
球団社長のパット・ライリー氏は先週、「ウェイドには戻ってきてもらいたい。それは当然のことだ」と語り、引き留めの構えを見せていた。
ウェイドは高額契約を求めていると見られるが、過去4年間はレギュラーシーズンの25%を故障で欠場。また、2015-16シーズンには34歳になるため、チームはそれらを考慮してオファーする額を決める見通しだ。
2014-15シーズンのウェイドは、リーグ11位、イースタンカンファレンス3位の1試合平均21.5得点をマーク。48分当たりの得点は平均32.4得点で、ステファン・カリー(34.9)、レブロン・ジェイムス(33.6)、カーメロ・アンソニー(32.5)らエリートスコアラーに続く数字を残している。
ヒートは、クリス・ボッシュが肺血栓でシーズンの半分を欠場したこともあり、37勝45敗でプレーオフ出場を逃したが、ウェイドはシーズンが終わった後のインタビューで「個人としては、とてもよく頑張ったと思っている」と語っていた。
7月1日にフリーエージェント(FA)となるウェイドの獲得には、ロサンゼルス・レイカーズ、ニューヨーク・ニックスなどが関心を示すと見られている。(STATS-AP)