無期限休職のD.フェリー氏、ホークスGMを正式に辞任
2015-06-23
アトランタ・ホークスでGMを務めていたダニー・フェリー氏が現地22日、正式に辞任した。自らの発言がきかっけで、球団史上最高の成功を収めたシーズンを遠くから見守らざるを得なかったことについて、心境を語った。
フェリー氏は、昨夏に当時フリーエージェントだった南スーダン出身のルオル・デン（ヒート）について人種差別的発言をしたとして、昨年8月から無期限の休職。チームは2014-15シーズンに球団史上最高の60勝を挙げ、チーム初となるイースタンカンファレンス決勝に進出した。
休職に入って以来、初めて公の取材に応じた同氏は「つらかったが、勝利があらゆることを楽にしてくれる。自分たちが取り組んできたことや、自分たちが構築しようとしたアイデンティティーが根付くのを見るのがうれしかった」と、喜びと悲しみが混じったシーズンだったと語った。
フェリー氏は19日、残り2年の契約についてチームとバイアウト（契約買取）で合意。またチームは22日、法律事務所による調査で、フェリー氏の発言が人種的偏見によるものでないことが結論づけられたと発表した。
しかしフェリー氏は、退団のきっかけを作ってしまったのは自分の過ちだとし、「間違いを犯してしまったからには、その責任を取りたいと思う」とコメント。今後については、分からないと語っている。（STATS-AP）
