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ゴールデンステイト・ウォリアーズは現地23日、ウェスタンカンファレンス決勝(7回戦制)第3戦で、ヒューストン・ロケッツを115対80の大差で下し、シリーズ3勝0敗でNBAファイナル進出にあと1勝と迫った。
ホームで2勝を挙げ敵地に乗り込んだウォリアーズは、シーズンMVPのステファン・カリーがスリーポイントシュート7本成功で40得点の大暴れ。1シーズンのプレーオフのスリーポイントシュート成功記録でこれまで歴代トップだった2000年のレジー・ミラー氏(58本)を抜き、合計64本で単独首位に躍り出た。カリーは、7アシスト、5リバウンドもマークした。
スティーブ・カーHCは、誰にも止められないカリーのパフォーマンスについて「ステフはステフだった」とシンプルに回答。「カリーにとって素晴らしいシーズンとなっているね。彼のシュートは口で説明することが難しい。ドリブルの後やキャッチしてから彼のようにシュートを打つ選手は他に見たことがないと思う」とMVPの活躍に脱帽した。
第1戦と第2戦は得失点差の合計がわずか5点差と接戦だったが、第3戦は序盤からカリーがエンジン全開で、ウォリアーズは25点差をつけ前半を終了。第3Q明けにロケッツに6対13のランを許し68対50まで点差を縮められたが、カリーがプレッシャーを受けながらのスリーポイントシュートを決め、追い上げに待ったをかけると、第3Q中盤に25点リードとして再び試合をコントロールした。
一方のロケッツは、MVP投票で次点のジェイムス・ハーデンが11本中10本のフリースローを沈めるなど17得点をマーク。しかし、フィールドゴール(FG)は16本中わずか3本の成功と大苦戦し、今季初の3連敗でシリーズ敗退の瀬戸際に立たされた。
第1戦で痛めた左ひざのケガを抱えながらプレーを続けているドワイト・ハワードは、14得点、14リバウンドをマークした。
カンファレンス準決勝ではシリーズ1勝3敗の崖っぷちから挽回し、見事な逆転劇でロサンゼルス・クリッパーズを蹴散らしたロケッツ。しかし、シリーズ0勝3敗から勝ち上がったチームはリーグ史上いまだかつてない。
ハワードは「俺たちは諦めてはいけない。ここまでたどり着いたんだ。多くの戦いを乗り越えてきたのに、今日みたいに終わるわけにはいかない。気持ちをしっかり持たないと」と前を向いた。
25日の第4戦もロケッツの本拠地トヨタセンターで行われる。(STATS-AP)
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