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西の頂上決戦直前、S.カリーとJ.ハーデンの両エースが意気込み語る
2015-05-19
S.カリー
西決勝ではS.カリーらのプレーに注目が集まる。(写真提供:Getty Images)

 ゴールデンステイト・ウォリアーズ対ヒューストン・ロケッツのウェスタンカンファレンス決勝(7回戦制)第1戦が現地19日、ウォリアーズの本拠地オラクル・アリーナで行われる。2週間前に決着したMVP争いで、シーズンMVPに輝いたステファン・カリーと次点で続いたジェイムス・ハーデンが、より大きな栄誉を懸け激突する。

 1976年以来39年ぶりのカンファレンス決勝進出を果たしたウォリアーズは、レギュラーシーズンではロケッツを11勝上回る、チーム新記録の67勝をマークしている。ベビーフェイスながらアサシンのごとく無慈悲なまでにスリーポイントシュートを炸裂させ、チームをけん引するカリーは、西の頂上決戦を前に「NBAファイナルにあと4勝。チームの夢に一歩近づいた。残すはあと1チーム、それだけだ」と、勝利への決意を口にした。

 レギュラーシーズンの対戦成績は、ウォリアーズが4戦全勝。しかも、1試合平均15.3点もの差がつくなど、力の差は歴然だ。

 しかし、最後の対戦となった1月21日から、ロケッツは変貌を遂げた。4戦中2戦を欠場したドワイト・ハワードは本来の輝きを取り戻し、ジョシュ・スミスの調子も上向き。一方で、パトリック・ビバリーとドナタス・モティエユナスの両先発はケガで戦列を離れている。

 ハーデンは「俺らは新たなチームに生まれ変わったんだ。シリーズも新しくなる」とレギュラーシーズンの結果はあてにならないと主張。17日のカンファレンス準決勝第7戦でロサンゼルス・クリッパーズを下したロケッツは、1997年以来のカンファレンス決勝に進出した。リーグ史上9チームしか成し遂げていない1勝3敗からのシリーズ突破は、大きな自信につながったという。

 休養十分のウォリアーズに対し、ロケッツは中1日での試合で、疲労がプレーに影響することが懸念されるが、ハーデンは「俺らは相手にプレッシャーをかけるつもりだ。プレーオフでは何が起こってもおかしくない」と闘志を燃やしている。(STATS-AP)

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