カンファレンス決勝進出のホークス「バスケの神様が味方してくれた」
アトランタ・ホークスは現地15日、イースタンカンファレンス準決勝第6戦でワシントン・ウィザーズを94対91で退け、東西カンファレンス制が導入された1970-71シーズン以来初めてカンファレンス決勝進出を決めた。
試合は、第3戦で決勝ブザービーターを決めたウィザーズのポール・ピアースが、この日も延長戦に持ち込むスリーポイントシュートのブザービーターを決めたかに見えた。しかし、ビデオ検証の結果、リリースのタイミングがわずかに試合終了に間に合っておらず、ホークスが3点差で逃げ切っている。
終盤に2本のレイアップシュートで貴重な追加点を挙げるなど、プレーオフ自己ベストの25得点と躍動したデマー・キャロルは、最後の一幕について「ほとんど泣きそうだった。『またかよ』って言ったよ。でもバスケットボールの神様はこちらに味方してくれた」と安堵の表情を浮かべた。
終盤にキャロルのフィールドゴール（FG）2本をお膳立てしたジェフ・ティーグは「みんなが言うように、このチームにはスーパースターと呼べるような選手はいない。でも、僕らは毎晩重要な場面で躍動することができた」と胸を張った。
ホークスは20日からのカンファレンス決勝でクリーブランド・キャバリアーズと対戦する。
一方、ウィザーズは2勝1敗のスタートを切ったが、そこから3連敗を喫し、カンファレンス準決勝で姿を消すこととなった。ランディ・ウィットマンHCは「このシリーズに勝てたはずだと今でも思っているし、選手たちもそう思っている」と悔しさを滲ませた。
左手を負傷しながら20得点、13アシスト、6リバウンドをマークしたジョン・ウォールは、もし健康な状態であったら結果はどうなっていたと思うかと聞かれ、「神にしか分からない」とコメント。ブラッドリー・ビールは「歯がゆいし、とても残念。“悲しい”の同義語すべてを感じている」と語った。
また、最後の同点を狙ったシュートが惜しくも無効となったピアースは、今季限りでの引退の可能性を示唆。来季以降の去就について家族と話し合う必要があると述べている。（STATS-AP）
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