あとがないグリズリーズ、T.アレンの出場可否が運命の分かれ道に？
メンフィス・グリズリーズとゴールデンステイト・ウォリアーズによるウェスタンカンファレンス準決勝第6戦が、現地15日（日本時間16日）にグリズリーズの本拠地フェデックス・フォーラムで行われる。
ウォリアーズに王手をかけられて第6戦に臨むグリズリーズは、トニー・アレンが勝負のゆくえを握るカギとなる。今プレーオフは1試合平均7.1得点しかマークしていないアレンだが、カンファレンス準決勝ではウォリアーズ相手に素晴らしいディフェンスを披露。初戦から第3戦まで相手のスリーポイントシュート成功を0本に阻み、フィールドゴール（FG）も16本中6本の成功に抑えた。
さらに、シリーズを通じてもステファン・カリー、クレイ・トンプソンの“スプラッシュブラザーズ”のスリー成功を7本中1本に封じるなど、守備の要としてチームを支えている。しかし、第4戦に左ハムストリングを痛めると、欠場した第5戦でグリズリーズはトンプソンにシリーズハイの21得点を決められ、カリーにも18得点、プレーオフ自己最多の6スティール、7リバウンド、5アシストの活躍を許した。そして、2連敗を喫し、シリーズ2勝3敗で崖っぷちに立たされている。
グリズリーズのデビッド・ジョーガーHCは、「（トニーのような）選手は、ルーズボールを果敢に追い、スティール、プットバックシュートも決める。このようなプレーはチームの士気を高める」と語り、アレン不在の穴は大きかったと振り返っている。なお、アレンは現時点で、第6戦への出場を示唆しているとのこと。
一方、カンファレンス決勝進出まであと1勝としているウォリアーズのスティーブ・カーHCは、「全てを台無しにしたくはない。（第7戦で）何が起きるか分からないから、メンフィスに乗り込み、ここ2試合で見せたようなディフェンスで勝ちにいく」と意気込みを露わにした。（STATS-AP）
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