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イースト第5シードのワシントン・ウィザーズは現地9日、カンファレンス準決勝(7回戦制)第3戦で第1シードのアトランタ・ホークスの終盤の反撃をかわし、103対101で勝利。ベテランのポール・ピアースが決勝弾となるブザービーターを決め、シリーズを2勝1敗とリードした。
ウィザーズは、左手を故障したオールスターポイントガードのジョン・ウォールが2試合連続で不在。それでも序盤から主導権を握り、第4Q残り10分を切った時点で21点リードと、勝負あったかに見えた。
しかし、控えメンバーによるスモールラインナップに変更したホークスのマイク・ブデンホルツァーHCの采配が大当たり。怒涛の反撃を受け、残り3分12秒に3点差まで詰め寄られると、残り14.1秒にはマイク・ムスカラのスリーポイントシュートでついに101対101の同点とされた。
ウィザーズはこのピンチで37歳のベテランにボールを託すと、ピアースは3人のディフェンダーに囲まれながらも、残り1秒にフェイドアウェーシュートをリリース。ボールはバックボートに当たり、試合終了のブザーとともにバスケットに吸い込まれた。
前日のシカゴ・ブルズのデリック・ローズと同様、バンクショットでの決勝ブザービーターを決めたピアース。レポーターから「バンクショットを狙って撃ったんですか?」と尋ねられ、「もちろん、これで試合に決着をつけるつもりだった」と胸を張った。
そして、2008年にボストン・セルティックスで優勝したピアースは、「こういう場面を何度も経験している。本当なら今日のようなショットは先のラウンドに取っておきたいんだけどな」と語っている。
ウィザーズは、ブラッドリー・ビール、ネネ、オット・ポーターがそれぞれ17得点、ピアースは13得点をマークした。
一方、黒星が先行したホークスは、ジェフ・ティーグとデニス・シュローダーが18得点、アル・ホーフォードが12得点、10リバウンドの成績だった。
11日の第4戦も引き続きウィザーズの本拠地で行われる。(STATS-AP)
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