司令塔不在のクリッパーズ、ウェスト準決勝に先勝
現地4日に行われたロサンゼルス・クリッパーズ（第3シード）対ヒューストン・ロケッツ（第2シード）のウェスタンカンファレンス準決勝（7回戦制）は、司令塔のクリス・ポールが欠場ながら、クリッパーズが117対101で快勝。敵地での初戦で白星を飾り、シリーズ1勝0敗とした。
クリッパーズは、左ハムストリングの張りでポールが今季初の欠場というアクシデントに見舞われたが、ブレイク・グリフィンが26得点、14リバウンド、13アシストと2試合連続のトリプルダブルを記録。他にもジャマール・クロフォードが21得点、マット・バーンズが20得点など全部で6選手が10得点以上をマークし、ポール不在の穴を埋めた。
クリッパーズは、4点ビハインドで迎えた第3Qに37得点を挙げ試合をひっくり返した。ロケッツに5点連取を許し1点差に迫られた第4Q中盤からは、バーンズを中心に12対0のランで倍返し。3分間で101対88と一気に突き放して勝負の行方を決めた。
グリフィンは「クリスがいないときは、全員がいつも以上に奮起する必要がある。誰かが頑張ればいいのではなく、全員の力が必要。今日の成績を見れば分かるが、みんなが力を出した」と全員で勝ち取った勝利に胸を張った。
ロケッツはドワイト・ハワードが22得点をマーク。ジェイムス・ハーデンは20得点を記録したが、チームの23ターンオーバーのうち9つを犯し、精彩を欠いた。
カンファレンス準決勝進出を決めてから6日間と十分に休養を取ったにも関わらず、昨季王者サンアントニオ・スパーズを破ってからわずか48時間しか準備期間のなかったクリッパーズに敗れたロケッツ。ハーデンは「相手を軽く見ていたわけではない。今日はチームに元気がなかった」と敗因を分析した。（STATS-AP）
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