期待外れのシーズンを終えたネッツ、来季も浮上の見通し立たず
2015-05-03
ブルックリン・ネッツは、現地1日のファーストラウンド（7回戦制）第6戦でアトランタ・ホークスに87対111で完敗し、期待外れの2014-15シーズンを終えた。総年俸9000万ドル（約108億円）とリーグ最高ながら、今季はプレーオフを含めわずか40勝にとどまり、来季の浮上へ向けた道筋も不明瞭となっている。
ネッツは、今季後半に故障から完全復帰し、72試合の出場で1試合平均17.2得点をマークしたチーム最高のプレーヤー、ブルック・ロペスが今夏にフリーエージェントとなり、チームを去る可能性がある。高額契約が残るデロン・ウィリアムスとジョー・ジョンソンは、来季もチームに戻ると思われるが、そのプレーには陰りが見え始めている。
さらにネッツは、2012年のトレードでホークスからジョンソンを獲得した際、見返りとして今年のドラフト指名権を交換する権利を譲渡しているため、ドラフトでも大きな期待を持つことはできない。
明るい材料が多いとは言えないネッツだが、今季終盤の巻き返しで第8シードに滑り込み、ホークスをファーストラウンドで苦しめたようなガッツを来季も見せ続けることができれば、チームの将来に希望が見えてきそうだ。
ウィリアムスは「チームがまとまるまでかなり時間がかかったことを残念に思っている。今でも完璧とは言えないが、それでも自分たちがいいプレーをできることは多少なりとも示せたはずだ」とコメント。「自分も含め、選手それぞれが一丸となれば、かなりいいチームになると思う」と将来を前向きに捉えた。（STATS-AP）
