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ワシントン・ウィザーズは現地24日、地元に戻って行われたファーストラウンド(7回戦制)第3戦でトロント・ラプターズを106対99で下した。シリーズ3連勝でイースタンカンファレンス準決勝進出にあと1勝と迫った。
ウィザーズは、ジョン・ウォールが19得点、15アシストをマークし、観客から盛大なMVPコールを受けた。しかし、第4Qの正念場で存在感を見せたのは、37歳ベテランのポール・ピアースだった。18得点をマークしたピアースは、終盤に試合のカギを握るスリーポイントシュートに成功。残り16.3秒に105対99と6点リードとする長距離砲を決めた後には、客席に向かって両手を上げ、うなずきながら「だから俺はここにいるんだ!」と雄たけびを上げた。
2008年にボストン・セルティックスでリーグ制覇を果たしたピアースは、勝利後のインタビューで、アドレナリンが大放出されているとコメント。「とにかく楽しんでいる。プレーオフが大好きだからね。キャリアも終盤だし、この瞬間を大切にしている。あと何回このような機会を得られるか分からないから」と語った。
ウィザーズは合計6選手が10得点以上をマーク。マーチン・ゴータットが24得点、13リバウンド、ブラッドリー・ビールが16得点、ドリュー・グッデンが12得点、オット・ポーターが11得点で貢献した。
崖っぷちに追い込まれたラプターズは、ダマー・デローザンがチームトップの32得点。オールスターのカイル・ローリーはシュートで苦戦し、15得点、7アシストにとどまった。過去に0勝3敗からシリーズを逆転した前例はないが、ドウェイン・ケイシーHCは「まだ終わってない。このチームに“ギブアップ”という文字はない」と力強く語った。(STATS-AP)
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